研究課題/領域番号 |
16560115
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
設計工学・機械機能要素・トライボロジー
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
田中 裕久 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 教授 (90092262)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 機械要素 / 動力伝達装置 / 無段変速機 / トラクションドライブ / 自動車 / トロイダル / 変速比制御 / ハーフトロイダル / ボンドグラフ / 自動車用CVT / 電子油圧制御 |
研究概要 |
本研究は、自動車用無段変速機の一つである、トラクションドライブ式無段変速機の効率向上と小型化をめざし、変速をi携わるパワローラを、これまでの4つから6つにした装置の開発とその試験結果をまとめたものである。主要な内容は、解析部では、トラクションカーブの作成によるスリップ限界と効率の解析と、6つのパワローラの傾転角運動の同期安定性の解析を行い、試験部では、伝達トルク容量430Nm,変速比幅0.427〜2.334のCVTを試作し、6つのパワローラの同期試験と、効率測定を行なったことである。変速制御系の安定性の解析と試験では、ボンドグラフ解析と実機試験により、変速比のステップ応答と、負荷がステップ状に変化する場合の2種類の過渡応答を調べた。特に、負荷変化時に生じる非同期不安定問題の解決法を示し、実用時の設計指針をまとめた。試験は300Nmまでの試験に対して、安定に回転数を可変速し、全変速範囲において、低トルクから高トルクまで、効率90〜92%の伝達効率がえられるという成果をえた。本研究により、6パワローラ・トロイダルCVTは同期運動に問題はないことが確認され、従来形のCVTより15%程度小型化しながら、伝達トルク容量を1.2倍程度大きくできることを立証した。
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