研究課題/領域番号 |
16560225
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
樋野 励 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 講師 (80273762)
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研究分担者 |
清水 良明 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (10109085)
柳 在圭 豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (20324494)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 技能者 / スケジュール / 工具経路補正 / CNC装置 / 再帰的伝播法 / 分散スケジューリング / 分散スケジュール |
研究概要 |
研究期間に得られた成果は以下のようにまとめることができる。 1.スケジューリング機能と工具経路生成機能を備えたCNC装置のアーキテクチャ 多能工の意思決定を助けるために、新いタイプのCNC装置の提案とそのアーキテクチャについてまとめた。提案するCNC装置は、スケジューリング機能と工具生成機能を備える。作業者は、スケジューリング機能によって自分の意思決定が生産システム全体に与える影響を知ることができ、また、CAMシステムを用いずに、工程計画を変更することが可能になる。 2.分散スケジューリング法の改善 申請者によって考案された再帰的伝播法と名づけたスケジューリング手法を、本計画のために改良した。改良点は新しいスケジュールの解候補の推定方法にあり、スケジューリング理論に基づいている。また、スケジューリング問題や開発環境、そしてリソースモデルの記述フォーマットを、作業者とのインタラクションのためのインターフェイスの一つとして提案した。記述フォーマットは、構造化言語のひとつであるXMLに従っており、比較的簡単に複雑な製造条件を記述することができる。 3.直接オフセット法 新しい工具経路生成法を自由曲面の加工をCAMシステムを用いずに行うために提案した。提案する方法は、加工時の工具位置の制御に要求される製品のオフセット位置を計算する点に焦点を置いている。作業者は提案するCNC装置に支援され、工程計画を変更することが可能になる。
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