研究課題/領域番号 |
16560239
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電気機器工学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
奈良 宏一 茨城大学, 工学部, 教授 (80113710)
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研究分担者 |
佐藤 泰司 茨城大学, 工学部, 助教授 (80344836)
三島 裕樹 函館工業高等専門学校, 助教授 (50312773)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 分散型電源 / 系統連系要件 / 配電系統 / 電力系統 / 系統混雑制御 / 電圧制御 / 自律分散制御 / FRIENDS |
研究概要 |
本研究では、分散型電源が配電系統に接続されている場合の分散型電源の集中制御ならびに自律分散制御による配電線電圧、過負荷、周波数等の制御効果について定量的な検証を行うことを目的に、シミュレーション等による研究を行い、以下のような研究成果を得た。 (1)分散型電源の自律分散制御による配電電圧制御について、自端電圧だけを制御する手法、分散型電源毎に制御領域を指定する手法の開発を行い、シミュレーションによって後者が前者に比べ効果的であることを検証した。 (2)配電系統に単相分散型電源が設備された場合の解析に用いるための、三相不平衡時にも適用可能な、かつ、線路対地キャパシタンスや変圧器モデルを含む三相潮流計算プログラムを開発し、その正当性を確認した。 (3)熱電併給型分散型電源が多数設備された場合の負荷平準化効果について検証した。 (4)FRIENDS又はMicroGridsの概念を導入した場合の、ガスタービン等の分散型電源による風力発電等自然エネルギー発電出力の平滑化手法を開発し、その効果をシミュレーションで確認した。 (5)分散型電源の周波数調整効果について、周波数制御用発電機の容量にもよるが、通常は、分散型電源の周波数調整効果はほとんど期待できないことを確認した。 これらの研究成果については、11.の研究発表論文で発表してきている。
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