研究課題/領域番号 |
16560309
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
高窪 統 中央大学, 理工学部, 教授 (90245796)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,940千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 低電圧アナログ回路 / スマート温度センサ / 低消費電力アナログ回路 / 電圧検出器 / 弱反転領域で動作するMOSFET / 低リークMOSFET / 基準電圧発生回路 / 4象限アナログ掛け算回路 / 基準電流発生回路 / CMOS温度センサ / 4象限掛け算回路 / オンチップセンサ / 掛け算回路 |
研究概要 |
本研究は、1.低電圧駆動アナログ設計技術、2.低消費電力駆動アナログ設計技術、および3.アナログシステムLSI自動化設計技術、の3つの要素技術を確立することにより、低電圧・低消費電力CMOSアナログ集積回路をシステムLSIとして実現するための基本的な設計技術を提供することを目的として計画された。1.低電圧駆動アナログ設計技術に関しては、情報通信用アナログ集積回路を実現する際の要素回路である低電圧駆動の4象限掛け算回路、1Vの電源電圧で駆動可能な基準電圧源回路、低電圧駆動オンチップ温度センサ回路が実現され、これらの成果を報告した。2.低消費電力駆動アナログ設計技術に関する研究に関しては、弱反転領域で動作するMOSFETを利用した低消費電力の要素回路として、低消費電力温度-パルス変換形温度センサ、オンチップ電圧検出回路(0.6V、30nW)ならびに、弱反転領域で動作するPTAT回路が実現され、これらの成果を報告した。今後の課題として、MOSFETの弱反転領域における特性をより厳密に解析する手段が必要とされることが確認された。待機時の電力を削減する手段として、カットオフ状態のMOSFETにおけるリーク電流低減手法を示し、カットオフ状態のMOSFETの電圧電流特性を、拡散電流式を基本としたリーク電流として解析する手法を提案し、これらの成果を報告した。これらの提案回路は、0.18μmCMOSプロセスののもとで携帯用アナログ集積回路を実現する際の要素回路となる。3.アナログシステムLSI自動化設計技術に関しては、自動化に際して解決すべき課題をより明確にし、解決手段を検討することが今後の課題となる。
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