研究課題/領域番号 |
16560395
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
制御工学
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
新中 新二 神奈川大学, 工学部, 教授 (30301584)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 同期リラクタンスモータ / ACモータ / リラクタンストルク / センサレスベクトル制御 / ベクトル制御 / 位相推定 / 数学モデル / オブザーバ |
研究概要 |
本研究は、同期リラクタンスモータを主たる対象に、同モータの特色が最も活かせ、しかし最も技術的難度が高い駆動制御技術と言われているセンサレス(位置センサを要しない)ベクトル制御技術の確立を目指し、当初、以下の研究計画を立てた。 1)磁束飽和を考慮した、、または磁束飽和にロバストな動的数学モデルの構築。 2)同動的数学モデルに基づく低中速度域で有効な、状態オブザーバまたは外乱オブザーバによる回転子位置推定法の確立。 3)2)項の推定法を利用した低中速度域で有効なセンサレスベクトル制御法の確立。 4)同数学モデルに基づくゼロ速を含む低速度域で有効な、高周波信号印加による回転子位置推定法の確立。 5)4)項の推定法を利用したゼロ速を含む低速度域で有効なセンサレスベクトル制御法の確立。 6)3)、5)項の制御法を周波数ハイブリッド結合し、全速度領域で動作可能なセンサレスベクトル制御法の確立。 これに対して、以下の成果を得た。 研究課題1)〜3)に関しては、概ね計画通りの成果を上げた。ただし、第3項に関しては、供試用の同期リラクタンスモータの入手に手間取り、研究期間終了時点では、実機実験のデータ取得が未完であり、終了後も継続してデータを取得している。 研究課題4)、5)項に関しては、概ね計画通りの成果を上げた。ただし、供試モータの入手が手間取ったため、入手し易い永久磁石同期モータ(リラクタンストルクを利用したもの)を用意し、本研究を遂行した。 研究課題6)は、実験主体の研究であり、この遂行には、上記3)項に関連した実験完了を待つ必要がある。このため、研究期間終了時点では、未実施である。なお、継続中の第3)項に関する実験終了後に、計画通り、第6)項の研究を遂行する所存である。
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