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木造密集市街地における歴史的環境形成と防火性能

研究課題

研究課題/領域番号 16560557
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関金沢工業大学

研究代表者

増田 達男  金沢工業大学, 環境・建築学部, 教授 (70125095)

研究分担者 谷 明彦  金沢工業大学, 環境・建築学部, 教授 (80308577)
永野 紳一郎  金沢工業大学, 環境・建築学部, 教授 (40329371)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード大火 / 延焼 / 防火 / 木造密集市街地 / シュミレーション / 金沢 / 城下町 / 藩政期 / シミュレーション
研究概要

藩政期の城下町金沢における建物は板葺の裸木造であり、町家は隣家に側壁を接して延焼を促し、武家屋敷は300坪程度の敷地に屋敷林の空間を巡らして延焼を抑制したと想定される。大火は68件が記録され、50戸〜300戸未満の焼失戸数が56.2%を占めた。一端大火となれば、この程度の延焼規模に至る防火体制であった。藩政期を俯瞰すれば、焼失規模10,000戸前後の最大級の大火を除けば、宝永3年(1706年)以降、慶応3年(1867年)の藩末に至るまで、主に年間1,000戸未満の焼失が162年間にわたって連綿と続いている。季節としては、新暦の4月および5月が、件数としては合わせて44.8%、焼失戸数の累計としては61.6%を占めている。風向は、北・北東・東が多く、焼失戸数を合わせると79.9%を占めている。82箇所の火の見櫓や、定火消・町火消による昼夜不断の火の用心、家屋の屋根に天水桶を常設するなど、並々ならぬ火災への配慮が認められる。延焼範囲は町家地区の場合が65.1%と多く、武家地区への延焼は少なかった。当時の空間構造を復原し、延焼シミュレーションを実施した結果、史料の示す延焼の経緯と範囲が、破壊消防の推定を含め、近似的にトレースでき、大局的な精度について確認することができた。町家筋では帯状に、町家群では同心円状に延焼する点、寺院の境内や武家屋敷の庭などの広い空間はその樹林を伴って延焼を妨げる面等を認識することができた。現代では、延焼速度が1/2程度に遅くなるものの、旧武家地はむしろ近代に密度を増しており、延焼範囲はかえって藩政期以上に拡大する結果を示している。以上、調査によって仮説を立て、史実を確認し、シミュレーションで検証した結果、延焼と防火の態様や要因について具体的な知見を得た。今日なお延焼の危険をはらむ木造密集市街地の対策研究を進める上で、基本的な足がかりを築くことができた。

報告書

(4件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (32件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (32件)

  • [雑誌論文] 延焼シミュレーションモデルの適用 その4 城下町金沢の北部を対象として2007

    • 著者名/発表者名
      増田達男
    • 雑誌名

      日本火災学会研究発表会概要集

      ページ: 128-129

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 延焼シミュレーションモデルの適用-城下町金沢の北部を対象として-2007

    • 著者名/発表者名
      中野諭
    • 雑誌名

      日本建築学会北陸支部研究報告集 50(印刷中)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 延焼シミュレーションモデルの適用-城下町金沢の北部を対象として-2007

    • 著者名/発表者名
      中野諭
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(九州) (印刷中)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Study on application of spreading fire simulation Part 4 Application for Northern Part in Kanazawa2007

    • 著者名/発表者名
      MASUTA, Tatsuo
    • 雑誌名

      Proceedings of JAFSE Annual Symposium 2007, Japan Association for Fire Science and Engineering

      ページ: 128-129

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Study on application of spreading fire simulation Application for Northern Part in Kanazawa2007

    • 著者名/発表者名
      NAKANO, Akira
    • 雑誌名

      Summaries of Technical Papers of Annual Meeting, Hokuriku Branch of Architectural Institute of Japan (in press)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Study on application of spreading fire simulation Application for Northern Part in Kanazawa2007

    • 著者名/発表者名
      NAKANO, Akira
    • 雑誌名

      Summaries of Technical Papers of Annual Meeting Architectural Institute of Japan (in press)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 延焼シュミレーションモデルの適用 その4 城下町金沢の北部2007

    • 著者名/発表者名
      増田達男, 永野紳一郎
    • 雑誌名

      日本火災学会研究発表概要集 (印刷中)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 延焼シュミレーションモデルの適用 -城下町金沢北部を対象として-2007

    • 著者名/発表者名
      中野論, 増田達男, 永野紳一郎
    • 雑誌名

      日本建築学会北陸支部研究報告書 50(印刷中)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 延焼シュミレーションモデルの適用 -城下町金沢北部を対象として-2007

    • 著者名/発表者名
      中野論, 増田達男, 永野紳一郎
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(九州) (印刷中)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 延焼シミュレーションモデルの適用 その3 卯辰山山麓寺院群を対象として2006

    • 著者名/発表者名
      増田達男
    • 雑誌名

      日本火災学会研究発表会概要集

      ページ: 326-329

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 延焼シミュレーションモデルの適用 藩政時代大火の再現2006

    • 著者名/発表者名
      増田達男
    • 雑誌名

      日本建築学会北陸支部研究報告集 49

      ページ: 133-136

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 延焼シミュレーションモデルの適用-藩政時代大火の再現-2006

    • 著者名/発表者名
      増田達男
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(関東)

      ページ: 321-322

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Study on application of spreading fire simulation Part 3 Application for Utatsu Area in Kanazawa2006

    • 著者名/発表者名
      MASUTA, Tatsuo
    • 雑誌名

      Proceedings of JAFSE Annual Symposium 2006, Japan Association for Fire Science and Engineering

      ページ: 326-329

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Study on Application of Spreading Fire Simulation2006

    • 著者名/発表者名
      MASUTA, Tatsuo
    • 雑誌名

      Summaries of Technical Papers of Annual Meeting, Hokuriku Branch of Architectural Institute of Japan

      ページ: 133-136

    • NAID

      110006888812

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Research on the Application of the Spreading Fir Simulation in Kanazawa Castle Town2006

    • 著者名/発表者名
      MASUTA, Tatsuo
    • 雑誌名

      Summaries of Technical Papers of Annual Meeting Architectural Institute of Japan

      ページ: 321-322

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 延焼シュミレーションモデルの適用 その3 卯辰山山麓寺院群を対象として2006

    • 著者名/発表者名
      増田達男
    • 雑誌名

      日本火災学会研究発表概要集

      ページ: 326-329

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 延焼シュミレーションモデルの適用 藩政時代大火の再現2006

    • 著者名/発表者名
      増田達男, 永野紳一郎
    • 雑誌名

      日本建築学会北陸支部研究報告書 49

      ページ: 133-136

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 延焼シュミレーションモデルの適用 -藩政時代大火の再現-2006

    • 著者名/発表者名
      増田達男, 永野紳一郎
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(関東)

      ページ: 321-322

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 延焼シミュレーションモデルの適用 その1 金沢の大火の様態2005

    • 著者名/発表者名
      増田 達男
    • 雑誌名

      日本火災学会研究発表会概要集

      ページ: 162-165

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要 2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 延焼シミュレーションモデルの適用 その2 江戸時代の金沢の延焼過程2005

    • 著者名/発表者名
      永野 紳一郎
    • 雑誌名

      日本火災学会研究発表会概要集

      ページ: 166-169

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要 2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 城下町金沢における大火と延焼に関する研究 その1 城下町金沢に見る大火の様態2005

    • 著者名/発表者名
      増田 達男
    • 雑誌名

      日本建築学会北陸支部研究報告集 第48号

      ページ: 417-420

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要 2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 城下町金沢における大火と延焼に関する研究 その2 藩政期の防火体制および延焼シミュレーション2005

    • 著者名/発表者名
      中野 圭輔
    • 雑誌名

      日本建築学会北陸支部研究報告集 第48号

      ページ: 421-424

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要 2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 城下町金沢における大火と延焼に関する考察 その1 藩政期城下町に見る大火の様態2005

    • 著者名/発表者名
      増田 達男
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集 (近畿)

      ページ: 347-348

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 城下町金沢における大火と延焼に関する考察 その2 藩政期城下町の延焼シミュレーション2005

    • 著者名/発表者名
      中野 圭輔
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集 (近畿)

      ページ: 349-350

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Study on Application of Spreading Fire Simulation Part1 Research of Great Fires in Kanazawa2005

    • 著者名/発表者名
      MASUTA, Tatsuo
    • 雑誌名

      Proceedings of JAFSE Annual Symposium 2005, Japan Association for Fire Science and Engineering

      ページ: 162-165

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Study on Application of Spreading Fire Simulation Part1 Spreading Fire Process on Kanazawa in Edo-period2005

    • 著者名/発表者名
      NAGANO, Shinichiro
    • 雑誌名

      Proceedings of JAFSE Annual Symposium 2005, Japan Association for Fire Science and Engineering

      ページ: 166-169

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Research on the Conflagration and the Spread of Fire in Kanazawa Castle Town The Actual Condition of the Conflagration in Edo Era2005

    • 著者名/発表者名
      MASUTA, Tatsuo
    • 雑誌名

      Summaries of Technical Papers of Annual Meeting, Hokuriku Branch of Architectural Institute of Japan

      ページ: 417-420

    • NAID

      110006888766

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Research on the Conflagration and the Spread of Fire in Kanazawa Castle Town Analysis by the Spread of Fire Simulation2005

    • 著者名/発表者名
      NAKANO, Keisuke
    • 雑誌名

      Summaries of Technical Papers of Annual Meeting, Hokuriku Branch of Architectural Institute of Japan

      ページ: 421-424

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Research on the Conflagration and the Spread of Fire in Kanazawa Castle Town, No.12005

    • 著者名/発表者名
      MASUTA, Tatsuo
    • 雑誌名

      Summaries of Technical Papers of Annual Meeting Architectural Institute of Japan

      ページ: 347-348

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Research on the Conflagration and the Spread of Fire Kanazawa Castle Town, No.22005

    • 著者名/発表者名
      NAKANO, Keisuke
    • 雑誌名

      Summaries of Technical Papers of Annual Meeting Architectural Institute of Japan

      ページ: 349-350

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 城下町金沢における大火と延焼に関する考察 その1 藩政期城下町に見る大火の様態2005

    • 著者名/発表者名
      増田 達男
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(近畿)

      ページ: 347-348

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 城下町金沢における大火と延焼に関する考察 その2 藩政期城下町の延焼シミュレーション2005

    • 著者名/発表者名
      中野 圭輔
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集(近畿)

      ページ: 349-350

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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