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デカゴナル準結晶AINiFeにおける可逆的準結晶-結晶相変態

研究課題

研究課題/領域番号 16560578
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 金属物性
研究機関奈良女子大学

研究代表者

山本 一樹  奈良女子大学, 理学部, 助教授 (20270853)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード準結晶 / 近似結晶 / フェイゾン歪 / 相変態 / アルミニウム-ニッケル-鉄 / アルミニウム-ニッケル-コバルト
研究概要

アルミニウム遷移金属系合金には従来結晶学では許されない5回や10回の対称性を持っ、準結晶と呼ばれる新しい物質群を形成する。その中でデカゴナル(D相)準結晶Al-Ni-Feはリバーシブルに準結晶-結晶相変態をするたいへんめずらしい系であるのではないかと、その仕組みを探るべく、比較・探索をも含めAl-Ni-Fe及びAl-Ni-Coの合金系で試料を作成し、高分解能X線実験でのフェイゾン歪測定を通して相変態を観測した。
(1)Al-Ni-Fe D相準結晶のフェイゾン歪の入っていない理想的な単結晶を850℃で得ることができた。この準結晶を低温(600℃)熱処理することで、双晶構造を持たない完全にAl_<13>Fe_4近似結晶相へと変態させることができた。これを、高温(850℃)で熱処理したところ、準結晶構造が回復した。さらに低温(700℃)熱処理することでAl_<13>Fe_4結晶相へと再変態した。D相準結晶とAl_<13>Fe_4型近似結晶のリバーシブルな構造の変化が単結晶の形で観測された。ほぼ単一グレインの単結晶のまま構造変化を起こしており、構造上の方位性は、構造変化後も保たれている。
(2)5fや5f_<HT>と分類されるCo-rich Al-Ni-Co D相準結晶組成領域において、いくつかのタイプの単結晶を育成することができた。1000℃でCoが最も多い領域では理想D相準結晶、それ以外の組成で900℃以上では一次元準結晶、さらに微細なリニアフェイゾンが入った擬一次元準結晶、800℃ではランダムフェイゾン入り準結晶を単結晶高分解能X線実験から見出し、この領域におけるフェイゾン歪の組成・温度依存性を確定した。微細なリニアフェイゾン歪が入った擬一次元準結晶を発見したことで、理想準結晶から一次元準結晶を通じての近似結晶にいたる構造の連続変化がより詳細に明らかとなった。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Synchrotron X-ray studies of phason and phonon strains in a Co-rich Al-Ni-Co decagonal phase2004

    • 著者名/発表者名
      K.Yamamoto, W.Yang, Y.Nishimura, Y.Matsuo
    • 雑誌名

      Materials Transactions 45・4

      ページ: 1255-1260

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Synchrotron X-ray studies of phason and phonon strains in a Co-rich Al-Ni-Co decagonal phase2004

    • 著者名/発表者名
      K.Yamamoto, W.Yang, Y.Nishimura, Y.Matsuo
    • 雑誌名

      Materials Transactions 45-4

      ページ: 1255-1260

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2025-11-20  

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