研究課題/領域番号 |
16560586
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
鵜沼 英郎 山形大学, 工学部, 助教授 (30273303)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | ポリ乳酸 / 水酸アパタイト / 骨芽細胞 / 酸化イットリウム / 四酸化三鉄 / マイクロカプセル / ウレアーゼ / 生体材料 / 酵素反応 / セラミックス / 形態制御 / 多孔質 / 中空粒子 |
研究概要 |
本研究では、生物の体内で無機物(バイオミネラル)が作られる機構を模倣して、セラミックスの形態を制御する方法の確立を目的とする。 今年度は、昨年度製法を確立した、酵素反応によって作られたポリ乳酸/水酸アパタイトコンポジットについて、in vitroで生体適合性評価を評価した。水酸アパタイトのないポリ乳酸と比較しながら、両者の上で骨芽細胞を培養したところ、水酸アパタイトを複合化したポリ乳酸のほうが、特に培養初期段階における細胞増殖性と細胞親和性に優れ、分化を促すことがわかった。 また、今年度は、癌治療への応用を念頭において、(1)放射線治療用のY203、(2)誘導温熱治療用のFe304、(3)ドラッグデリバリー用の水酸アパタイトの3種類のマイクロカプセルを酵素反応を用いて作製した。いずれの場合も、適当な大きさの鋳型物質(アルギン酸ゲル、カルボキシメチルセルロースゲル)中にウレアーゼを固定化し、目的物の金属イオンと尿素を含む水溶液に鋳型を浸すことで、効率よくもくてきのマイクロカプセルが合成できることがわかった。
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