研究課題/領域番号 |
16560697
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
船舶海洋工学
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
樊 春明 東京海洋大学, 海洋科学部, 助手 (10311664)
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研究分担者 |
北條 晴正 東京海洋大学, 社会連携推進共同研究センター, 客員教授 (20377071)
宮本 佳則 東京海洋大学, 海洋科学部, 助教授 (80251685)
樊 春明 東京海洋大学, 海洋科学部, 助手 (10311664)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | ユビキタス / 無線タグ / ウェブサーバ / セキュリティ / ベースエージェント |
研究概要 |
本研究の目的は、先ずユビキタスの概念に従って船内ユビキタス化を実現することである。当初計画したUWB利用の位置監視は、国内電波法上実験の目途が立たず超音波IDタグ使用に変更した。各々の乗組員の位置情報を元に彼らにとって最適・最重要な情報を、彼らの最寄のモニタやスピーカに転送することを目標として、位置監視サブシステム、無線通信サブシステムおよびユビキタスサーバにより構成される船舶ユビキタスサービスネットワークを提案した。また、提案したシステムに対して実験用システムを完成し、船舶実験によりシステムの有効性を証明した。 また、各々の研究者や現場の意見などを重視し、積極的に船舶関係者に対するヒヤリングを行い、研究者や船舶運行会社の参加者が参加してくれた「第1回海洋ユビキタス研究会」と「港湾エリアにおける海洋ユビキタスセンサーネット第一回ワークショップ」を開催した。日本郵船など船舶運行会社の参加者からセキュリティのために、特に上下船時や通関訪船時などには乗客や見学者管理用システムが望まれるとの助言があり、本研究で提案したシステムを基に乗客監視用システムの研究開発を行い、実験用システムの開発を完了し、本学練習船「海鷹丸」で船舶用セキュリティ監視システムの検証実験によりその有効性を証明した。 本研究の成果を数理水産科学研究会が開催した「第5回数理水産科学研究交流会」で発表し、その特集号に採択され、掲載された。また、船舶用セキュリティ監視システムの詳細な結果については現在纏めている最中である。今後学術学会へ投稿する予定である。
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