研究課題/領域番号 |
16560727
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
核融合学
|
研究機関 | 核融合科学研究所 |
研究代表者 |
洲鎌 英雄 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (80202125)
|
研究分担者 |
渡邉 智彦 核融合科学研究所, シミュレーショ科学研究部, 准教授 (30260053)
佐竹 真介 核融合科学研究所, 大型へリカル研究部, 助教 (70390630)
山岸 統 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教 (20413990)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,670千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
|
キーワード | ジャイロ運動論 / ジャイロ流体モデル / ゾーナルフロー / 乱流輸送 / ITGモード / 新古典輸送 / GAM振動 / 微視的不安定性 |
研究概要 |
1.大型ヘリカル装置(LHD)の標準配位と磁気軸内寄せ配位に対応するモデル磁場を改良し、線形ITG不安定性の成長率、測地的音響モード(GAM)の線形減衰過程および残留ゾーナルフローに対するヘリカルリップル磁場成分の影響を調べた。 2.ジャイロ運動論的ブラゾフ(GKV)コードを用いて、ヘリカル系プラズマにおけるITG乱流・,ゾーナルフローの非線形シミュレーションを行った。標準配位および磁気軸内寄せ配位に対応するモデル磁場配位を用い、それぞれの場合にシミュレーションから得られた異常イオン熱輸送係数やゾーナルフローレベルの比較を行った。内寄せ配位ではITGモード成長率が標準配位に比べてやや大きいため非線形発展の初期段階では異常輸送係数も大きいが、線形応答解析からの予想通りゾーナルフローの生成量も増加し、大きなITGモード成長率にもかかわらず最終的には内寄せ配位での異常輸送係数は標準配位の場合よりも小さくなることが確認され、内寄せ配位におけるゾーナルフロー生成による乱流輸送の抑制効果が明らかにされた。 3.ヘリカル系プラズマに対する新古典局所輸送の評価のため従来用いられていた数値計算の出力から、衝突における運動量保存則を満足する新古典輸送係数を導出するモーメント法の高精度定式化を行い、新古典輸送行列のオンサーガー対称性および対称磁場配位における両極性条件の成立を確認した。
|