研究課題/領域番号 |
16560736
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
原子力学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
古田 雅一 大阪府立大学, 理学系研究科, 助教授 (40181458)
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研究分担者 |
奥田 修一 大阪府立大学, 産学官連携機構, 教授 (00142175)
原 正之 大阪府立大学, 理学系研究科, 教授 (50344172)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | ナノ材料 / 感温性 / ポリペプチド / 下限臨界温度 / 放射線架橋 / エラスチン / ナノ粒子 / DDS |
研究概要 |
エラスチンの基本構造を有する感温性ポリペプチドであるPoly(GVGVP)_nに加えてこれにフェニルアラニン、グルタミン酸が含まれるPoly{(GVGVP)(GVGFP)(GEGFP)(GVGVP)(GVGFP)(GFGFP)}。についてLCST以上の温度への昇温条件、濃度、温度、かくはん速度などの調整により、粒径がコントロールされた分散性の優れた凝集粒子の作製条件を検討し、得られた粒子けんだく液を保温しながら^<60>Coガンマ線照射を行った。その結果、エラスチンの基本繰り返しアミノ酸配列GVGVPから成るポリペプチドの場合、未凝集状態の水溶液を40℃の純水中に滴下し、急激に昇温することによって調製した粒子県抱く駅に対して8.5kGy以上のガンマ線照射を行うことにより、照射後LCST以下の温度に戻しても無菌フィルター透過可能な200nm以下のナノ粒子が安定して得られることが明らかになった。放射線量の増加とともに収率も向上することを見出した。粒子の形状は電子顕微鏡により確認した。放射線照射後のポリペプチドの分子量変化をGpC、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動により検討した結果、ポリペプチドの放射線照射による架橋反応においては、40kGy未満の線量においてはポリペプチドの分解は観察されず、主として架橋反応であることが示唆された。この粒子に赤色色素Biebrich Scarlet Redを含浸させ、徐放実験を行ったところ2週間以上にわたって持続的に色素が放出されることを確認した。さらに制ガン剤として広く用いられているメトトレキサートについて試験管内でのポリペプチドへの担持方法、徐放方法を検討し、ポリペプチド1mg当り約0.05mgの薬剤の担持が達成され、この条件で最低3日以上の徐放期間が観測された。
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