研究課題/領域番号 |
16570058
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態・構造
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
松本 明 順天堂大学, 医学部, 助教授 (80053263)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ラット / ストレス / 球海綿体脊髄核 / 運動ニューロン / アンドロゲン / アンドロゲン受容体 / シナプス / 免疫組織化学 |
研究概要 |
ストレス刺激に曝さらされた運動ニューロンの可塑性の解析に関し、次の結果が得られた。 1.拘束ストレスに曝された雄ラットの血中コルチコステロン量は対照(正常雄ラット)のそれに比べ著しく増加した。 2.拘束ストレスに曝された雄ラットの血中テストステロン量は対照のそれに比べ著しく減少した。 3.拘束ストレスに曝された雄ラットの球海綿体脊髄核(SNB)運動ニューロンのアンドロゲン受容体の免疫活性と細胞体のシナプス占有率は対照に比べそれぞれ著しく低下した。 4.拘束ストレスと同時にテストステロンを含有したサイラスティックチューブを皮下に植え込んたラットの血中テストステロン量は対照のそれに比べ有意な差はなかった。 5.拘束ストレスと同時にテストステロン処理されたラットのSNB運動ニューロンのアンドロゲン受容体の免疫活性と細胞体のシナプス占有率は対照のそれらに比べ有意な差はなかった。 以上の結果から、拘束ストレスによって低下した雄ラットのSNB運動ニューロンのアンドロゲン受容体の免疫活性と細胞体のシナプス占有率はテストステロンを補充することによって正常レベルに回復することが分かった。拘束ストレス下においてテストステロンはSNB運動ニューンの可塑性を調節していると考えられる。
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