研究課題/領域番号 |
16570115
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宿南 知佐 京都大学, 再生医科学研究所, 助教授 (60303905)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ゲノム / 細胞・組織 / 生体分子 / 発生・分化 / トランスクリプトーム / 軟骨分化 / SAGE / 骨格形成 / 網羅的解析 / ATDC5 |
研究概要 |
前駆軟骨細胞株ATDC5の未分化期(day2)、成熟軟骨細胞期(day21)、肥大化・石灰化軟骨細胞期(day42)のLongSAGE(Serial Analysis of Gene Expression)libraryを構築した。未分化期と成熟軟骨期においては、71Kのデータセットで1,868種類(p<0.05)、成熟軟骨期と肥大化・石灰化期においては、67Kのデータセットで1070種類のtranscripts(p<0.05)が分化段階特異的に発現していることが明らかになった。これらのtranscriptsには、細胞外基質、転写因子、細胞骨格関連分子、細胞内分子、分泌因子、受容体などが含まれ、その大部分は軟骨分化過程での役割が未知のものであった。これらの中から、分化段階特異的に発現している遺伝子を複数選別し、in situ hybridizationによって発現局在の解析を行った。しかしながら、細胞外基質のように発現レベルが非常に高い遺伝子の発現を検出することは容易であったが、転写因子、分泌因子では発現検出が困難なものが多く含まれていた。そこで、軟骨での発現は、マウス肋軟骨あるいはマウス肋軟骨培養細胞から抽出したtotalRNAを用いてその発現を解析することにした。その結果、成熟軟骨期のATDC5細胞で発現している遺伝子のほとんどは、軟骨組織や培養軟骨細胞で発現していることが確認された。また、ATDC5細胞にエレクトロポレーションによって遺伝子を導入し、遺伝子の機能を効率よくスクリーニングする系の確立に成功した。一方、in vivoのスクリーニング系としては、ニワトリ肢芽にRCASベクターをエレクトロポレーションによって直接導入することにより、軟骨形成や血管網を含む周囲組織との相互作用を解析するシステムを確立することに成功した。
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