研究課題/領域番号 |
16570130
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物物理学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
加藤 剛志 旭川医科大学, 医学部, 助教授 (60194833)
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研究分担者 |
谷口 隆信 旭川医科大学, 医学部, 教授 (60217130)
竹内 昌之 旭川医科大学, 医学部, 助手 (40226999)
石田 敦彦 旭川医科大学, 医学部, 助手 (90212886)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 平滑筋ミオシン / コンホメーション変換 / フィラメント形成 / リン酸化依存調節 / 必須軽鎖 / 必須軽鎖の四つのドメイン / キメラ必須軽鎖 / ブタ大動脈平滑筋 |
研究概要 |
脊椎動物平滑筋ミオシンのフィラメント形成調節における必須軽鎖の機能領域とその機能内容を調べるために、まず、ニワトリ砂のう平滑筋ミオシン必須軽鎖の4つのヘリックス-ループ-ヘリックスドメインの一つまたは二つをホタテ貝必須軽鎖のアミノ酸配列に置換したキメラ必須軽鎖のDNAを構築した。大腸菌発現系を用いて各キメラ必須軽鎖を調製、ブタ大動脈平滑筋ミオシンに導入した。脱リン酸化、リン酸化状態での同ミオシンのコンホメーションとフィラメント形成を調べた結果、必須軽鎖の第2ドメインが脱リン酸化状態における平滑筋ミオシンの10Sコンホメーション形成とこれにともなうミオシンフィラメントの脱重合において重要なはたらきをすることが示された。 第2ドメイン内の機能領域をさらに限定するためにニワトリ砂のう平滑筋ミオシン必須軽鎖第2ドメイン内の残基43-46領域、残基56-58領域、残基72-78領域をホタテ貝必須軽鎖の配列に置換した三種の変異体必須軽鎖を調製し、同様にして平滑筋ミオシンのコンホメーションに与える影響を調べた。その結果、これらの領域の中で残基72-78領域が脱リン酸化状態における平滑筋ミオシンの10Sコンホメーション形成において重要であることがわかった。 ニワトリ砂のう平滑筋ミオシン分子中における必須軽鎖の残基72-78領域の主鎖・側鎖の配置の検討から、残基72-77領域と必須軽鎖分子内との相互作用、残基78-81領域とミオシン分子内の他のサブユニットとの相互作用のどちらかまたは両方が10Sコンホメーション形成に重要と考えられた。現在、脊椎動物平滑筋ミオシンの10Sコンホメーション形成における必須軽鎖の両領域の寄与を調べるために、残基72-77および残基78-81をホタテ貝の配列に置換した新たな変異体必須軽鎖を調製し、それらが同ミオシンのコンホメーションに与える影響を調べている。
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