研究課題/領域番号 |
16570148
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 筑波大学 (2005) 埼玉医科大学 (2004) |
研究代表者 |
久武 幸司 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (70271236)
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研究分担者 |
中太 智義 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (10364770)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 転写因子 / コアクチベーター / TFIID / バキュロウイスル / アクチベーター / 基本転写装置 / バキュロウイルス |
研究概要 |
前年度に引き続き、ILF2/ILF3の転写活性について研究を進めた。ILF2/ILF3は二本鎖RNAに結合し、ウイルス感染に対する防御機構への関与が想定され。ILF3とPKRの結合を詳細に検討すると、ILF3は非リン酸化型PKRとは強く結合するが、リン酸化型PKRとは全く結合しないことが示された。また、昨年報告したILF3とSRF、Elk-1、ATF1、CREBとの結合も二本鎖RNAによって弱まることが分かった。この結合様式の変化はdsRNA結合能を欠損したILF変異体では見られなくなり、二本鎖1田Aの結合が結合変化と直接関係していることが分かった。これらより、二本鎖RNAがc-fosの転写を制御する際には、PKRとILF3およびSRF、Elk-1、ATF1、CREBとILF3の結合様式が大きく変化し、こららに複合体にダイナミックな変化を引き起こしていることが示唆された。さらに、試験管内では二本鎖RNAがc-fosの転写を低下させることより、c-fosのRNAとILFとの結合がc-fos RNAによる転写のネガティブフィードバックに関与している可能性が考えられた。また、ILFはPRMT1、PRMT2、PRMT5などとも結合することが示された。PRMTはタンパク質のアルギニン残基をメチル化するが、近年ピストンのアルギニン残基をメチル化が転写活性化に関与していることが報告されている。このことより、ILFはピストンのメチル化を介してc-fosの転写活性化に関与していることが予想される。今後は、以上の仮説を細胞レベルでも検証する予定である。
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