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アガリスク茸の交配系の解明と育種技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16580002
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 育種学
研究機関信州大学

研究代表者

福田 正樹  信州大学, 農学部, 教授 (40208963)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードアガリクス茸 / ヒメマツタケ / 交配系 / 育種 / AFLP分析
研究概要

ヒメマツタケ(通称アガリクス茸)においては,交雑育種の基礎となる遺伝・育種学的な解析がほとんど行われていない。そこで本課題は,ヒメマツタケの交雑育種を推進するために,ホモカリオンとヘテロカリオンの識別方法の確立,単胞子由来系統の核相世代の解明,ホモカリオン間の交配様式の解明を行った。また,胞子発芽の促進条件やプロトプラスト培養法による脱ヘテロカリオンについて検討した。
ヒメマツタケ栽培系統(ヘテロカリオン)と分離系統単胞子(推定ホモカリオン)について,AFLPプロファイルによる識別を検討した。単胞子分離系統の総AFLPバンド数は,由来する栽培系統のAFLPバンド数よりも明らかに少なく,AFLPプロファイルによって両者の識別は可能であることが示された。分析した単胞子分離系統は単相世代で予想されるAFLPバンドの検出頻度や分離比を示したことから,単胞子分離系統は減数分裂後の単相核を保有するホモカリオンであることが強く示唆された。単胞子分離系統間の対峙培養を行った結果,ヘテロカリオン形成の指標として菌叢形態の変化は不明瞭・不確実であり,AFLPプロファイルの分析が確実かつ有効であることが示された。また,ヒメマツタケのホモカリオン間の対峙培養におけるヘテロカリオンの形成が,ホモカリオン菌糸体接触部のみで起こることが示唆された。胞子発芽を促進する条件を検討した結果,バーク堆肥抽出液寒天培地での培養,培地へのコハク酸添加,ヘテロカリオン菌糸体との共培養,胞子懸濁液の50℃,5〜10分間処理などが効果的であることがわかった。さらに,ヒメマツタケのプロトプラスト作出条件について検討し,プロトプラスト培養法による脱ヘテロカリオンを試みたところ,ヘテロカリオン系統のプロトプラスト再生菌系体の中には脱ヘテロカリオンしたネオハプロント(ホモカリオン)が含まれていることが示された。

報告書

(4件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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