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植物形質転換用超小型バイナリーベクターの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16580007
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 育種学
研究機関独立行政法人農業生物資源研究所

研究代表者

市川 裕章  独立行政法人農業生物資源研究所, 植物科学研究領域・光環境応答研究ユニット, 主任研究員 (30355755)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードバイナリーベクター / 植物遺伝子組換え / アグロバクテリウム / 植物バイオテクノロジー / 植物分子生物学 / T-DNA / pVS1 / プラスミド安定化配列 / 植物形質転換ベクター / アグロバテリウム / 遺伝子組換え植物 / トランスジェニック植物
研究概要

1.Pseudomonas由来pVS1のDNA複製タンパク質遺伝子repA〔高コピー型、野生型、低コピー型(LC)の3種〕と、プラスミド安定化領域(parとstaAの2種)を適当に組み合わせ、アグロバクテリウムで安定に維持される小型プラスミド骨格群を作製した。うち5種にPnos::Hyg^RマーカーとP35S::gusAレポーター遺伝子を組込んだ超小型バイナリーベクターを構築した。これら5種の小型バイナリーベクターは8.6〜9.65kbと非常にコンパクトである上、Hyg^RとgusA遺伝子間に4種のマルチクローニング部位(MCS)を有する。またgusAとGateway部位特異的組換えカセットとの置換により、3種類のGateway対応ベクターを得た。
2.アグロバクテリウムに組込んだ上記5種の小型ベクターを組織培養を介した形質転換法によりイネに、またfloral dip法によりシロイヌナズナに形質転換した。その結果、何れのベクターもイネおよびシロイヌナズナ双方に良好な形質転換効率をもたらした。また、各種ベクター個別導入Hyg^RシロイヌナズナT1後代系統から各10個体の幼植物体を選んでGUS活性染色に供したところ、全50個体でGUS活性が観察された。さらに、形質転換イネのサザン解析の結果、repA-LC+staAを組み込んだpSTARH301G形質転換イネにおいて、導入T-DNAコピー数の低減効果が見られた。
3.イネ由来の除草剤耐性(2点変異)型アセト乳酸合成酵素遺伝子(mALS)に関し、1,368および557bpの長短2種のプロモーター配列を有し、コード領域中のHindIII認識部位を消失させたmALSサブクローン(インサート:各3789および2978bp)を得た。これらmALSカセットを2種の小型ベクターpSTARH301GとpPARH501Gに組込み、合計4種のmALSバイナリーベクターを構築した。これらをアグロバクテリウム経由でイネに形質転換したところ、何れにおいても良好な形質転換結果を得た。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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