研究課題/領域番号 |
16580116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
林学・森林工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
福田 健二 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 助教授 (30208954)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 黄土高原 / 水ストレス / δ13C / 水利用効率 / 年輪 / 安定同位体 / MRマイクロスコープ / IKONOS / δ^<13>C |
研究概要 |
砂漠化地域である中国黄土高原において、主要な植林樹種である油松(Pinus tabulaeformis)および刺槐(Robinia pseudoacacia)の年輪の早材および晩材の炭素安定同位体比(δ13C)を求め、気象要因との関係を解析した。その結果、油松は気象条件の年変動に対する気孔の反応が強く、水利用効率が高いのに対して、刺槐は同位体比の年変動は少なく、気象との相関が低く、水利用効率も低かった。油松林は下層植生の被度が高く、土壌水分が草原よりも多いのに対して、刺槐林では、草原よりも土壌水分が少なく、下層植生の被度は小さかった。これらのことは、刺槐は水浪費型の成長を行う樹種であることを示唆し、油松のほうが、乾燥地での水ストレスに対して耐性があることが示唆された。 森林衰退地域に関しては、材線虫病によるマツ林の衰退度の毎木調査結果から、IKONOS衛星画像から衰退林分を抽出することに成功した。マツ枯れのメカニズムについては、MRマイクロスコープを用いて非破壊的に観察することにより、runaway embolismの発生が示唆された。 丹沢山地のブナ林では、ブナの衰退の実態を調査し、衰退と菌根の多様性低下の関係が明らかにされた。シカは下層植生に大きな影響を与えているが、菌根には明らかな影響は認められなかった。
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