研究課題/領域番号 |
16580165
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産化学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
山口 敏康 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (90167700)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | カルジオリピン / 血漿リポタンパク質 / 高度不飽和脂肪酸 / ドコサヘキサエン酸 / コレステロール / HDL / リン脂質 / 高密度リポタンパク質 |
研究概要 |
・投与したDHAは腸管内でリン脂質へ取り込まれコイの場合、短時間で肝臓中に検出される。コイは無胃魚であり、また、肝膵臓が腸管を取り囲むように存在し、腸管から吸収された放射性DHAは短時間のうちに肝臓中に出現するものと思われる。コイの場合腸管から肝膵臓への間の腸管壁からの吸収機構の解明、腸管から肝膵臓までの移行脂質形態、またはリポタンパク質形態の解明、肝膵臓への取り込み機構の解明は、極めて短時間に起こる代謝機構の中で今後明らかにされねばならない。 ・血漿リポタンパク質への放射性脂肪酸の出現は高度不飽和脂肪酸の場合、その出現量は比較的少なく、本研究では放射性DHAのみが血漿に出現しEPAは検出されないという新たな知見が得られた。しかし、血球に関しては、白血球画分のリン脂質カルジオリピンにDHAが取り込まれていた。しかし、EPAやアラキドンに関してはこのような現象は見られなかったことから、今後の検討課題となった。 ・血漿リポタンパク質間の脂質の動態に関して、コレステロールエステル転送タンパク質(CETP)やリン脂質転送タンパク質(PLTP)などの活性の存在を放射性高度不飽和脂肪酸や調製リポタンパク質を用い明らかにすることができたが、カルジオリピンは、哺乳類の場合ミトコンドリア内膜に局在が報告されているが、魚類での報告は無く、血液細胞カルジオリピンの血漿リポタンパク質との脂質代謝における関係についてはなお検討の必要がある。カルジオリピンは高度不飽和脂肪酸移動形態ではなく細胞内に取り込まれたDHAをその器官の機能を発揮するため取り込んでいるものと考えられた。
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