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地球温暖化による河川流況変化が農業用水利用に及ぼす影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16580203
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 農業土木学・農村計画学
研究機関宮城大学 (2005-2006)
宮城県農業短期大学 (2004)

研究代表者

加藤 徹  宮城大学, 食産業学部, 教授 (70070224)

研究分担者 倉島 栄一  岩手大学, 農学部, 教授 (30178082)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード地球温暖化 / 河川流量 / 融雪流出 / 田植え時期 / 農業用水 / 水不足 / 積雪融雪計算 / 河川流況 / 水稲作付け時期 / 融雪流出高 / 水稲移植時期 / 融雪流出解析
研究概要

1.融雪期流量等の変化について
(1)融雪最盛期の4月の総流出高は大倉ダム(宮城県)で平均371mm、刀利ダム(富山県)で平均742mmmであるが、気温上昇に伴って減少し、気温1℃上昇につき大倉ダムでは平均33mm、刀利ダムでは平均82mmずつ減少する。
(2)4月の融雪流出高は大倉ダムで262mm、刀利ダムで620mm、融雪水依存度は大倉ダム70%、刀利ダムで83%である。この融雪水依存度は、気温が4℃上昇すると、大倉ダムでは35%に、刀利ダムでは45%まで低下する。以上のように、地球温暖化が進めば雪の持つダム機能が著しく低下することが立証できた。
2.水稲作付け時期の変化と農業用水利用について
(1)仙台における気温と大倉ダムの総流出高を用いて、水稲の作付け時期と農業用水利用の関係について若干の検討を行った。
(2)現在の仙台の気温が4℃上昇すると、広島や福岡などの気温に近くなる。したがって、現行の5月上旬あるいは4月上旬に早めて田植えをすると、登熟期に高温障害を受けることになり、6月上旬に田植えをし、10月上旬の刈取りという作付けになるものと推察される。
(3)しかし、6月は河川流量の最も少ない時期で、かつ温暖化によって融雪流出量も期待できず、極端な水不足に直面すると考えられ、この問題に関しては今後さらなる検討が必要である。

報告書

(4件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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