研究課題/領域番号 |
16590248
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
中村 三千男 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (30091276)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | GTミスマッチ / 特異配列 / アフィニティーカラム / DNA修復 |
研究概要 |
TRTRNB(RはTと対を成すG/hypoxanthine)配列を持つヘテロ2重鎖DNAに特異的・高親和性に結合する新奇GTミスマッチDNA結合タンパク質(nGTBP)の構造・機能解析を目指した。 1.nGTBPの部分配列をLC/MS/MSで決めるために、HL60-c-15の抽出液から、核抽出液超遠心→ゲル濾過カラム→ヘパリンカラム→GCマッチDNAカラム(フロースルー)→GTミスマッチDNAカラム→SDS-PAGEによる精製を行った。しかし、精製度が十分でなく更なる精製が必要とわかった。したがって、解析手段を発現クローニング法に変えた。 2.CYBBプロモータのbp-183〜-170(-177GTmismatch)をプローブにしたサウスウェスタン法を確立した。実験系を確率した後、HL60細胞株のcDNAライブラリーから6.4×10^7クローンについて一次スクリーニングを行い、陽性クローン125個が得られ、そのうち75個が二次クローニングでも陽性であった。しかし、全てがGCホモ二重鎖へも結合し、GTミスマッチ特異性を示さなかった。 3.2の二次スクリーニングで陽性だった15個クローンのインサート配列を決定したところ、全て転写因子YB-1に一致していた。この事は、本スクリーニング法は、GT特異性さえ加味すれば有効であることを示唆しており、スクリーニング系にYB-1をよく結合するDNAを大量に加え、選択性を高める事とした。 4.ペンディングとしていたnGTBPの精製系を、二次元電気泳動-サウスウェスタン法で確立できた。これで得られるであろうTRTRNB配列特異的なスポットを得て、その一次構造の一部をLC/MS/MSで決定できるようになった。
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