研究課題/領域番号 |
16590272
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
土橋 洋 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助教授 (90231456)
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研究分担者 |
鈴木 潮人 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助手 (40334859)
渡辺 秀臣 群馬大学, 医学部, 教授 (40231724)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 細胞周期制御因子 / 軟部肉腫 / 肺癌 / アポトーシス / 上皮増殖因子受容体 / 遺伝子増幅 / autocrine motility factor / 骨軟部肉腫 / FISH法 / cell cycle / EGFR / apoptosis / gene amplification / FISH / protein overexpression / lung carcinoma / soft tissue sarcoma |
研究概要 |
肺癌、軟部肉腫等の腫瘍で、細胞周期制御因子、癌遺伝子蛋白、転移促進因子等の複数因子の異常を解析し、腫瘍の包括的悪性度診断を行った。 1)我々が既に報告したcdk4/cyclin D1の過剰発現によるアポトーシス誘導は、肺癌というin vivoでも起こる現象で、予後との相関も含め報告した(Int.J.Cancer他). 2)上皮系腫瘍で過剰発現の多い上皮成長因子受容体(EGFR)は、大腸癌で10%に過剰発現と遺伝子増幅が、肺癌では34%に過剰発現、22%で遺伝子増幅がある事を報告した(Mod.Pathol, Cancer.他)。 3)そのうち肺癌のEGFR下流因子の検索では、EGFR遺伝子増幅例ではStat、遺伝子変異例(Gefitinib感受性例)ではAktの活性化起こる事を明らかにした(Mod.Pathol.)。 4)EGFRは肉腫でも発現が見られ、悪性線維性組織球腫の1%で遺伝子増幅、ポリソミーを伴った過剰発現を認めた。しかし下流のStat,Akt,MAP kinaseの活性化とは相関せず遺伝子変異例は極少数で,肺癌とは異なっていた。(Mod.Pathol.他投稿中). 5)肺癌胃においてWHO新規約でのbronchioloalveolar carcinomaに関し、過去10年の腺癌全例を再検索し、診断には弾性染色が有用でありまた、局所再発、リンパ節転移とも全く認められない事を報告した(Ann Thorac Surg)。 6)浸潤能規定因子としてクローニングされたAMF(autocrine motility factor)は、良悪性に係わらず骨軟部腫瘍の80%で発現を認めたが、細胞内蛋白量が低く、mRNAが高い群で高率に転移を認めた。このAMFがproteasome系で分解される事を明らかにし、更に肺癌の検索でも、細胞内蛋白量は分化誘導因子としても機能しており、細胞外への分泌能が高い腫瘍群でリンパ節転移を高頻度に認めた(J.Pathol.他投稿中)。
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