研究課題/領域番号 |
16590295
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
|
研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
村山 そう明 北里大学, 北里生命科学研究所, 講師 (60183654)
|
研究分担者 |
生方 公子 北里大学, 北里生命科学研究所, 教授 (70082302)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | Aspergillus fumigatus / Aspergillus flavus / Aspergillus niger / in situ hybridization / 診断 / 病原真菌 / 組織 / プローブ / Aspergillus / A. fumigatus / A. flavus / ISH / hybridization / 真菌同定 / A.fumigatus / A.flavus / 真菌 / 同定 |
研究概要 |
1.新しい菌属・菌種同定の系の確立 菌種レベルでの病原真菌用プローブの作製を試みた。Pasteur研究所のDr.Jp LatgeらにA.fumigatus特異的レトロトランスポゾンをクローニングしたプラスミドの分与を受けた。更に、A.flavusについては、米国United States Department of Agriculture(USDA)、Dr.McAlpin CEより、プラスミドの供与を受けている。A.fumigatusおよびA.flavus特異的プローブについて設計した各プローブの特異性解析をした。プローブの標識はdigoxigenin(DIG)標識dUTPを用いてPCR法により作成した。in situの分子生物学的手法のうち、主にin situ hybridization(ISH)法を行った。 ・Asperugillus fumigatus特異的プローブ 約500bpのプローブのプライマーを変え、PCR効率を上げ、プローブの作製が容易になった。約半分の333bpのプローブでも強度はやや落ちるものの、特異性は高く、臨床応用が期待される。 ・A.flavus特異的プローブ A.flavusのレトロトランスポゾンのLTRの一部、225bpからなるプローブはA.flavusは強陽性であったが、わずかにA.nidulansと反応した。そのため、ペプチド核酸の導入を試みた。peptide nucleic acid(PNA)プローブおよびlocked nucleic acid(LNA)プローブを導入した。従来のプローブと異なるので反応条件の検討を要したが、高い特異性を出すことができた。また、このプローブは従来のプローブと異なり、DNaseに分解されにくいので、今後の自動化に向けた適応に向いていると考えられる。
|