研究課題/領域番号 |
16590306
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
稲井 邦博 福井大学, 医学部, 助手 (30313745)
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研究分担者 |
法木 左近 福井大学, 医学部, 助教授 (30228374)
内木 宏延 福井大学, 医学部, 教授 (10227704)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | Breast cancer / EMT / ecto-5'-nucleotidase / vimentin / sinal transduction / 乳癌 / 組織アレイ / ecto 5'-nucleotidase / 免疫染色 / マイクロアレイ / GPI蛋白 / 細胞運動 / integrin β1 |
研究概要 |
GPI蛋白、中間フィラメントを標的とした乳癌細胞の浸潤・転移機構の解明を研究目的とし、これまで乳癌細胞において膜脂質マイクロドメインに局在するGPIタンパクecto-nucleotidase(eN, CD73)が、上皮間葉形質転換(Epithelial mesenchymal transition)に伴い、histone deacetylaseI(HDAC1)発現と関連して、ER-乳癌細胞に誘導されてくることを報告してきた。今年度は代表的EMTマーカーである中間フィラメントvimentin(Vim)の発現誘導と、eN発現間の関連性につき検討した。 eNはリガンド刺激により、vim存在下で細胞内局在部位が変わり、細胞質内でvim、Srcと複合体を形成したが、DNA microarray法、乳癌組織のtissue array解析で、vimとeN発現に直接的な関連性は認められなかった。免疫沈降法では、eNとVimは細胞質内で複合体を形成し、Vimのチロシンリン酸化量が増加したが、、このチロシンリン酸化はSrcに依存しeNの発現量に依存してなかった。またeN自身はSrcに依存七てチロシンリン酸化された。上皮間葉形質転換の過程で、eNとvimはそれぞれ独立して発現誘導されてくるが、一旦その両者を獲得すると、eNのリガンド刺激に伴い細胞質内で複合体を形成するとともに、eNはvimのチロシンリン酸化経路のbypassとして働き、上皮間葉形質転換に関与することが示唆された。 本研究内容は第65回日本癌学会総会、第96回日本病理学会総会で発表し、12th International Symposium on Purine and Pyrimidine Metabolism in Man(June,2007,Chicago, USA)で発表予定である。
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