研究課題/領域番号 |
16590348
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
寄生虫学(含衛生動物学)
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
牧岡 朝夫 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (90119850)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | Entamoeba / Excystaqtion / GGT-I / Cytochalasin / Cysteine prtease / Proteomics / SELDI-TOF / 2-D PAGE / 赤痢アメーバ / Entamoeba invadons / 脱嚢 / PKC / PE3K / プレニル化酵素 / Ras superfamily / Entamoeba invadens / 発育 / 人口胃液 / 人口腸液 / ProteinChip / 質量分析 / cytochalasin D / cysteine protease / Z-Phe-Ala-DMK / E-64d / 二次元電気泳動 |
研究概要 |
本研究では赤痢アメーバの脱嚢・発育の重要なモデルであるEntamoeba invadensの脱嚢・発育系を用い、脱嚢に関与する因子、関連する遺伝子を探求するとともに、脱嚢・発育過程のプロテオーム解析を試みた。Entamoebaの脱嚢に必須なアクチン細胞骨格再編成を制御するRho/Racの機能発現を担う酵素GGT-Iについて解析した。脱嚢促進因子であるcytochalasin Dの特異性についてその化学構造面から解析した。脱嚢時の嚢子壁の破壊にシステインプロテアーゼが深く関与していることを明らかにするとともに、脱嚢・発育にともないそれが嚢子型タイプから栄養型タイプへ変化することを示した。脱嚢前に暴露される胃液は脱嚢促進作用があるが、一方腸液中の胆汁には嚢子に対する毒性作用があることを明らかにした。タンパク質解析に適した様々な化学的性質を表面に持たせたProtein Chipに、様々の試料からアフィニティーを利用して目的タンパク質を捕捉し、その質量数を測定するシステムであるSELDI-TOF-MS Protein Chipシステムを用い、プロテオーム解析を行った。E.invadensの嚢子、脱嚢したアメーバ(metacystic amoebae)および栄養型虫体の細胞抽出液を調製し、これを弱陽イオン交換体の表面性質を持つProtein Chip CM10を用いて分子量2,000-20,000の範囲で調べた。その結果、三種発育型のタンパク質ピーク・プロファイルに明らかな違いが認められた。それ故、この方法により脱嚢・発育過程のタンパク質の発現の変化を捉えることができた。2次元電気泳動法(2-DPAGE)のシステムを用い、調製した嚢子、脱嚢したアメーバおよび栄養型虫体の試料をpH3-10の等電点電気泳動後、SDS-PAGEを行った。その結果、三種発育型に共通なタンパク質のスポットとともに、異なるスポットも認められた。それ故、この方法によっても、脱嚢・発育過程のタンパク質の発現の変化を捉えることができた。
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