研究課題/領域番号 |
16590428
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
熊本 一朗 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (40225230)
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研究分担者 |
宇都 由美子 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (50223582)
村永 文学 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (00325812)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | DPC / Data Warehouse / Medical Costs Analysis / 診療原価計算 / 病院経営管理 / データウェアハウス / DWH / 原価計算 / クリニカルパス / 臨床指標(クリニカルインジケータ) |
研究概要 |
我々は、病院データウェアハウスシステムに蓄積された情報を元に、DPC別の診療コストを算出し、その医業収支に与える影響要因分析を可能とするDPC別診療コスト分析データウェアハウスシステムを構築した。本システムは、2003年4,月から2005年3月までに鹿児島大学医学部・歯学部附属病院を退院した患者を対象に、医療行為単位、日別費目単位、入院単位の複数の粒度をもつ収支情報を蓄積し、集計情報から詳細情報へと分析を進めるドリルダウン分析を可能とした。 本研究で開発したシステムの評価実験として、2004年度にDPCの再評価対象となった悪性腫瘍に関するDPCと診断された患者についてDPC別収支分析を行った。その結果、当院では急性白血病、非ホジキンリンパ腫、肝・肝内胆管の悪性腫瘍の医療比率が高い傾向にあり、肝・肝内胆管の悪性腫瘍の症例数がもっとも多いことが判明した。これらのDPCに診断された症例の中から医療比率の高い患者を選択し、収支の累積変化についてドリルダウン分析を行った結果、在院日数が延長すると医療比率が上昇する傾向が見られた。これらの結果よりDPC等のケースミックス分類による包括評価制度では、自院におけるケース別のコスト分析は病院経営上重要であると思われた。
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