研究課題/領域番号 |
16590461
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
山根 誠久 琉球大学, 医学部, 教授 (80125682)
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研究分担者 |
潮平 知佳 (宮城 知佳) 琉球大学, 医学部, 助手 (50325833)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | M.tuberculosis(結核菌) / 薬剤耐性変異 / 多剤耐性結核菌 / in vitro相乗作用 / 三次元相互効果 / 結核菌単離クローン / DNA制限酵素切断パターン / 多様性解析 / M. tuberculosis(結核菌) / 染色体DNA制限酵素切断パターン |
研究概要 |
薬剤耐性変異株の遺伝子解析:Pyrazinamide(PZA)耐性結核菌の多くはpyrazinamidase(PZase)陰性でpncA遺伝子には種々の変異が確認された。しかし一部のPZA耐性株ではpncA遺伝子に変異がなく、PZase陽性株も観察された。またrifampicin(RFP)耐性に関与するrpoB遺伝子を解析し、最小発育阻止濃度0.06μg/ml以下の菌株はすべて野生株、感性であることを実証した。 多剤耐性結核菌における複数薬剤の併用効果:微量液体希釈法を応用し、多剤耐性結核菌での複数薬剤の併用効果を定量的に解析した。抗菌薬の濃度勾配で構成するチェッカー・ボード法を三次元に展開し、RFPとisoniazide(INH)にさらに第三の薬剤を添加し、培養後の菌発育終末点を判読した。その結果、検討した28薬剤中9薬剤で有意の相乗効果が観察され、特に抗結核薬ではないfluoroquinolone、clarithromycinもRFP、INHとの併用で有効な相乗効果を示した。この結果はtime-kill assayからも支持された。 結核菌細胞集団の多様性解析:初回結核治療患者を含む結核患者に由来する検体をMiddlebrook 7H11寒天培地に直接接種、培養し、形成された菌集落を個々に単離して、薬剤感受性試験と薬剤耐性に関与する遺伝子変異の検索、IS6110挿入配列のRFLP解析を行った。その結果、均一な薬剤感受性を示す結核菌細胞集団を含む検体と、多様な細胞集団を含む検体に区分され、耐性化した菌細胞ではその薬剤耐性に関与する遺伝子変異が確認された。また、単一の検体より分離された複数の菌集落のIS6110RFLP解析では、初回結核治療患者に由来する検体を含め、ほとんどの検体で多様なRFLP像を観察した。
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