研究課題/領域番号 |
16590510
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
小笹 晃太郎 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教授 (20204191)
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研究分担者 |
竹中 洋 大阪医科大学, 医学部, 教授 (40137162)
浜 雄光 京都府立医科大学, 医学研究科, 助手 (90315953)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | スギ花粉症 / 免疫 / アレルギー疾患 / 疫学 / IgE抗体 / サイトカイン / 遺伝子発現 / mRNA |
研究概要 |
京都府南部の人口約5500人の町の唯一の公立小中学校の児童生徒を対象として、1994〜2005年の5〜6月に質問票と抗原特異的IgE抗体価の血清検査からなる疫学調査を行った(受検率80〜98%)。当該地域のスギ花粉飛散量はダーラム式捕集法により2月〜4月の合計として、165〜8369個/cm2であった。スギ花粉特異的IgE抗体(スギIgE抗体)陽性者の割合は43〜65%、スギ花粉抗体陽性で鼻または眼症状のいずれかが3月または4月に3週間以上持続する者(スギ花粉症確定者)は14〜27%で、いずれもスギ花粉飛散量と相関を示した。スギ花粉よびダニ特異的IgE抗体価の幾何平均値は、重回帰分析により12年間の間にスギ花粉飛散量とは独立して有意な増加傾向を示した(スギ花粉IgE抗体価を従属変数とすると、暦年1年の標準化重回帰係数β=0.075、p<0.001、スギ花粉飛散量のβ=0.085、p<0.001、ダニIgE抗体価ではそれぞれ0.104、p<0.001、および0.005、p=0.73)。 2004および2005年において、スギ花粉症状の発現に関与する免疫関連サイトカイン遺伝子の発現を測定するために、同意を得た者からPAXgene^<TM> Blood RNAシステムにより全血採血を行い-80℃で保存し、そのうちスギ花粉症者13名および非スギ花粉症者12名について、細胞表面上のIgE高親和性レセプター(FcεRIα)のmRNA発現量を測定した。その結果、両群ともに、2004年と2005年でFcεRIα mRNA発現量に差はみられず、また、それぞれの群内において2004年でも2005年でも、mRNA発現量と総IgE抗体価との間に相関は見られなかった。
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