研究課題/領域番号 |
16590537
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
福島 弘文 信州大学, 医学部, 教授 (70135218)
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研究分担者 |
太田 正穂 信州大学, 医学部, 講師 (50115333)
浅村 英樹 信州大学, 医学部, 講師 (80324250)
酒井 洋徳 信州大学, 医学部, 助手
高柳 カヨ子 信州大学, 医学部, 助手 (60313847)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | ヘテロプラスミー / DNA / ミトコンドリア / 毛髪 / 血液 / D-ループ / 母子間 / variants |
研究概要 |
(1)20人の血液と毛髪(毛幹)の検査試料から11例にヘテロプラスミーが検出された。このうち血液・毛幹両方の試料に同一のヘテロプラスミーを有していたのは1例で、のこりの10例にはその割合に一箇所以上の違いが確認された。HV1領域のみでは4例、HV2領域では2例、その両方の領域では4例であった。鎖長ヘテロプラスミーを有していたのは3例でC連続と言われる部位で検出された。1塩基置換によるヘテロプラスミーについては10例の毛幹試料でそれぞれ一箇所以上の部位で検出された。 (2)長野県七五三掛遺跡出土人骨のヘテロプラスミー 約3000〜2000年前と推定され、縄文時代晩期に相当する人骨の頭蓋骨2体分と下顎骨3体分について分析をおこなった。頭蓋骨はHV1で4箇所の塩基置換とC・連続で1塩基挿入、HV2でも4箇所の塩基置換とC・連続で4塩基挿入の配列を示していた。一方、2体分の下顎骨ではそれぞれ同一の配列を示し、HV1では3箇所の塩基置換、HV2では3箇所の塩基置換とC・連続での1塩基挿入、さらに248番のアデニンの欠損したcomponentと欠損していないcomponentによる鎖長ヘテロプラスミーであった。
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