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アルコール・覚醒剤複合中毒における死後経過時間と薬物濃度の関連

研究課題

研究課題/領域番号 16590547
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 法医学
研究機関日本医科大学

研究代表者

仁平 信  日本医科大学, 医学部, 助教授 (40089636)

研究分担者 林田 眞喜子 (林田 真喜子)  日本医科大学, 医学部, 講師 (60164977)
大野 曜吉  日本医科大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70152220)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードエタノール / エチルグルクロナイド / メタンフェタミン / 同時投与 / 腐敗 / メタンフェタミン代謝 / グルクロン酸抱合 / ラット / メタンアンフェタミン代謝物
研究概要

エタノール(EtOH)の一部はグルクロン酸抱合を受けてエチルグルクロナイド(EtG)になる.このEtGはEtOHより長期にわたり検出しえ得るため,飲酒の証明に有効といわれている.一方,覚醒剤は第3次覚醒剤乱用期と言われ、若年層への乱用が問題となっている.その使用法も,アルミホイル上で炙ったり,アルコールに溶かして服用と,従来の方法とは異なってきている.そこで,今回,ラットにEtOH(4g/kg)単独経口投与,メタンフェタミン(MA,5mg/kg)腹腔内単独投与、EtOHとMAを同時投与し、EtOHの代謝への影響を検討した.また,EtOH群,ETOHとMA同時投与群を屠殺後、ビニール袋に入れ,20℃で一定期間放置し,EtOH, EtC及びMA, MA代謝物を測定し,死後における濃度変化を検討した.EtCHはいずれの群でも24時間後には血清,尿からは検出されなかったが,EtGは24時間後でも検出された.一方,MAはEtOH同時投与により代謝の抑制を受け,水酸化体の生成が抑制された.次に,死後の腐敗による影響であるが,7日後でも,肝臓,腎臓,脳でEtOH, EtGは17日後も1日後と略同量が検出されたが,EtOH同時投与により、水酸化体の減少傾向が認められた.このように,EtGを測定することにより,EtOHが検出されない場合でも飲酒の証明が可能なことが明らかとなった.加えて,EtG濃度はMAの同時投与により影響は受けず,mAの代謝が影響をうけることが明らかとなった.

報告書

(4件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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