研究課題/領域番号 |
16590561
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
今西 二郎 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (40112510)
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研究分担者 |
小笹 晃太郎 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教授 (20204191)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 補完・代替医療 / アンケート / 意識調査 / QOL / 健康度 / 一般市民 / 医師 / 実施状況 |
研究概要 |
1 本年度は、6年後の補完・代替医療の実践状況ならびに意識の変化について、医師会会員および一般市民を対象に行った。 1)医師に対する補完・代替医療の実践状況については、京都府医師会会員より630名を無作為抽出し、アンケート用紙を郵送し、回収した。有効回答数は405名で、有効回答率は64.2%であった。今回の調査結果より以下のことが明らかになった。 (1)代替医療という言葉の認知度は、1999年(45%)から2005年(82%)と有意に増加していた。 (2)漢方実践者が、1999年(70%)から2005年(78%)と有意に増加していた。 (3)鍼灸については、2005年も1999年と同じく医師自身が行うことは少ないが、患者からの相談や鍼灸師への紹介は比較的多かった。 (4)その他の代替医療の実践は、2005年も1999年と同じく非常に少なかった。 (5)効果の信頼性についても、2005年と1999年での変化はなく、知識の程度と相関しており、漢方が最も信頼度が高かった。また、鍼や灸も信頼度が高く、ついで温泉療法、カイロプラクティックなどが高かった。 などであった。 2)一般市民に対する調査として、京都市内の町内会の住民434名に調査した。その結果、以下のことが明らかになった。 (1)鍼灸およびあんまマッサージの実践率は、1999年に比較して有意に減少していた。 (2)健康食品については、実践率は、1999年に比較して、有意に増加していた。 (3)漢方、カイロプラクティック、温泉療法、催眠療法、タラソセラピー、気功、ヨガなどは、変化がみられなかった。 (4)補完・代替医療の実践目的については、1999年との間に有意差がみられたものがあった。すなわち、漢方については、治療目的が減り、健康増進が増加していた。これは、あんまマッサージ、カイロプラクティックにも同じであった。 2 補完・代替医療の利用者のQOLをみると、非利用者に比較して、有意に低いことが明らかになった。
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