研究課題/領域番号 |
16590603
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中村 和彦 九州大学, 大学院・医学研究院, 助手 (00274449)
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研究分担者 |
野村 政壽 九州大学, 大学病院, 助手 (30315080)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 炎症性腸疾患 / Smad2 / T細胞 / マクロファージ / 好中球 / ノックアウトマウス / 大腸炎 / コンディショナルノックアウトマウス |
研究概要 |
<T細胞特異的Smad2欠損マウスの作成・解析> Lck-Creトランスジェニックマウス(T細胞特異的にCreを発現)とSmad2^<+/->マウスを交配させ、Lck-Cre Smad2^<+/->マウスを作成した。次にLck-Cre Smad2^<+/->とSmad2^<flox/flox>を交配させ、Smad2^<flox/+>、Smad2^<flox/->、Lck-Cre Smad2^<flox/+>、Lck-Cre Smad2^<flox/->マウスを作成した。Lck-Cre Smad2^<flox/->で、T細胞でのSmad2発現が低下していたが、完全な欠損は得られなかった。 Lck-Cre Smad2^<flox/->に自然発症腸炎を認めなかった。 Dextran Sulphate Sodium大腸炎モデルとOxazolone注腸大腸炎モデルにおいて、Lck-Cre Smad2^<flox/->とSmad2^<flox/+>で大腸炎の程度、サイトカイン産生に有意差を認めなかった。 <マクロファージ・好中球特異的Smad2欠損マウスの作成・解析> Smad2^<flox/flox>とLysMcreマウス(マクロファージ・好中球特異的にCreを発現)を交配させ、LysMcre・Smad2^<flox/+>を得た。次にLysMcre・Smad2^<flox/+>とSmad2^<flox/flox>を交配させ、Smad2^<flox/+>、Smad2^<flox/flox>、LysMcre・Smad2^<flox/+>、LysMcre・Smad2^<flox/flox>マウスを作成した。LysMcre・Smad2^<flox/flox>マクロファージでSmad2の発現が低下していた。LysMcre・Smad2^<flox/flox>に自然発症腸炎を認めなかった。 <結論> T細胞およびマクロファージ、好中球でのSmad2シグナルが腸管炎症制御に重要である事を示す所見は認めなかった。
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