研究課題
基盤研究(C)
アドレノメデュリンはCSKのリン酸化を介して、c-Srcのリン酸化を抑制することによりアンジオテンシンによって活性化されるNADPH oxidaseの活性化を抑制した。また、糖やアルドステロンによって活性化されるNADPH oxidase活性も抑制した。これらの結果からアドレノメデュリンの抗酸化作用の一部が明らかとなった。一方、in vivoの検討として、アドレノメデュリンノックアウトマウスを用いた検討では、LPSによる肝障害が著明であり、これに対しdominant negative IkBを用いて酸化ストレスの情報伝達を抑制すると肝障害が抑制された。また、メタボリックシンドロームのモデルとしてdB/dBマウスにアンジオテンシンを負荷した際の心血管病変についても検討した。強力な抗酸化物質で、経口投与可能な白金ナノコロイドを用いて治療すると、このモデルにおいても、心血管病変が著明に改善した。白金ナノコロイドは従来のビタミンCなどとは異なり、強力に酸化ストレスを除去し、且つその作用が触媒作用によるため、長期にわたって酸化ストレスを抑制できることがわかった。これらのことより、酸化ストレスをターゲットにした治療は今後、臓器障害を予防する上で有効である可能性が示唆されたが、安全性など今後検討すべき点は残されている。
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