研究課題/領域番号 |
16590709
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
秋岡 要 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (90167833)
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研究分担者 |
葭山 稔 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (30240956)
大村 崇 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (70295707)
吉川 純一 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60275245)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 心筋梗塞 / 心臓リモデリング / 細胞治療 / 増殖因子 / シグナル伝達 / 転写因子 / 遺伝子導入 |
研究概要 |
ラットによる心筋梗塞モデルにて、心筋梗塞後心臓リモデリングにおけるアルドステロン阻害薬の効果を検討した。アルドステロン阻害薬の投与により収縮能、拡張能の低下が防がれ、また、左室・右室の心筋の形質変換も抑制され左室・右室リモデリングの進展が防がれた。又、そのリモデリングの抑制、心機能低下の予防効果と共に、collagen I、collagen III、atrial natriuretic peptide、brain natriuretic peptide等の梗塞部、非梗塞部におけるmRNA発現の増加を抑制した。さらに、MAPKが炎症のシグナルに関係し、心不全の病態に炎症が深く関与することが示唆されていることより、アデノウィルスベクターを用いて新生児ラット心筋細胞にdominant negative mutantやwild-typeのapoptosis signaling kinase (ASK1)、MAPKを過剰発現させ、アンジオテンシンIIで刺激しmonocyte chemoattractant protein-1(MCP1)やplasminogen activator inhibitor-1(PAI1)の発現をみた。ASK1はアンジオテンシンIIによるMCP1、PAI1発現を抑制し、MCP1はP38MAPKを介し、PAI1はJNKを介する経路であることが判明した。肥大、増殖、ストレスに関与するJNK、P38MAPK、AP-1は一部アンジオテンシン系を介し心筋梗塞後心臓リモデリングに関与している可能性が示唆された。また、ラット骨髄単核球分画よりmesenchymal stem cellを培養しVEGFを遺伝子導入した細胞を同種のラット心筋梗塞に移植し心臓リモデリングの抑制効果を検討した。VEGFの遺伝子導入はmesenchymal stem cell移植の効果を増強し、梗塞巣の縮小、リモデリングの抑制が得られた。さらに、ラット下肢虚血モデルにおいてマイクロバブルのエコーコントラスト剤であるOptisonは血管新生を促進させ、骨髄細胞移植治療効果も増強した。ヒト末梢血単核細胞培養では、糖尿病において内皮前駆細胞、平滑筋前駆細胞数は減少し、治療により増加がみられた。スタチンは培養系において平滑筋前駆細胞を減少させ、内皮前駆細胞を増やす働きがある。この作用にVEGFが関与していると思われる。
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