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CD8+γδT細胞が遅発型喘息反応と気道炎症を抑制するメカニズムについての研究

研究課題

研究課題/領域番号 16590739
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 呼吸器内科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

磯貝 進  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助手 (70361722)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード気管支喘息 / T細胞 / マクロファージ / interferon gamma / アレルギー / サイトカイン / 肺 / 炎症
研究概要

CD8+γδT細胞が、遅発型喘息反応(LAR)と気道の好酸球浸潤を抑制することを以前報告して来た。気道のTh2サイトカイン発現細胞数は減少し、またIFNγ発現細胞数は増加していた。そこで今回CD8+γδT細胞の分泌するIFNγが、LARと好酸球浸潤を抑制すると仮定した。OVAで感作されたBNラットの頸部リンパ節から採取されたCD8+γδT細胞を、IFNγのantisense(AS)-oligodeoxynucleotide(ODN)またはcontrol(CTL)ODNで6時間処理し、OVAで感作されたレシーピエントBNラットの腹腔内に投与した。なおin vitroでAS-ODNはIFNγの発現を65%抑制した。コントロール群のBNラットにはPBSが投与された。2日後OVAで吸入曝露し、8時間の肺抵抗測定の後BALを施行した。PBS投与群と比べCTL-ODN処置群で抑制されたLARと好酸球浸潤は、AS-ODN処置群で共に回復を認めた(P<0.05)。これらの結果は、CD8+γδT細胞がIFNγの分泌を介してLARと気道の好酸球浸潤を抑制し、気管支喘息の病態に影響を及ぼしていることを示す。そのメカニズムとしてIFNγで刺激を受けたマクロファージが気道炎症に対し抑制的に働いている可能性が示唆された。この成果は日本呼吸器学会総会ですでに発表し現在論文を投稿中である。
さらにBNラットの喘息気道リモデリングモデルを用いて、CD8+T細胞がリモデリングに抑制的に働くことを示した。本成果は日本呼吸器学会および米国胸部疾患学会で報告し、現在は論文を投稿中である。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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