研究課題
基盤研究(C)
本研究では1)樹状細胞療法(DC)における抗原のソース、DCのコンディショニングの検討 2)DC療法でのDCと腫瘍細胞の融合細胞の応用 3)同種移植におけるコンディショニングの検討 4)Apototic tumorの抗原ソースとしての有用性の検討を行った。1)腫瘍細胞より抽出のTotal RNAを抗原のソースとして用い、RNA Transmessenger Kit (Qiagen)でRNAを導入した。導入効率をGFPで検討し、平均7.2%の導入細胞を得た。DCに抗原をパルスした後、成熟刺激として抗CD40抗体で刺激を加えたところRNAパルス後1時間の3時間抗CD40抗体刺激が最も抗腫瘍樹状細胞ワクチンとして有用であることが示唆された。2)DCとD5細胞をBTX社のエレクトリックパルス発生装置で、電気刺激融合し、50%前後の融合細胞(FC)を得た。FCを肺転移マウスのリンパ節内に投与することで肺転移数の減少し、腫瘍特異的なエフェクターT細胞の誘導が関与が示唆された。in vitroでFCと、Naive脾臓由来のCD62L陽性T細胞を共培養し、活性化T細胞を得、担癌マウスに移入したところ、有意な肺転移数減少と生存期間の延長を認めた。3)造血幹細胞移植前処置で放射線の全身照射を用いた。アロの造血幹細胞移植移植の前処置としては800〜1000Rの照射が至適だった。移植幹細胞として、G-CSF mobilize脾臓細胞も有用であった。4)TNF-related apotosis inducing ligand(TRAIL)のレセプターDR5に対するagonistic抗体でapotosisを誘導、CD40 CD137(4-1BB)に対する抗体を併用したところ、高い抗腫瘍効果が誘導された。
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