研究課題/領域番号 |
16590753
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
末岡 栄三朗 (末岡 榮三朗) 佐賀大学, 医学部, 助教授 (00270603)
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研究分担者 |
末岡 尚子 佐賀大学, 医学部, 講師 (20321846)
福島 伯泰 佐賀大学, 医学部, 助手 (20346894)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | hnRNP B1 / RNAスプライシング / 肺がん / DNA修復 / DNA依存性キナーゼ / トランスジェニックマウス / 肺発がん / 血漿RNA / 分子診断マーカー |
研究概要 |
1.hnRNP B1とDNA依存性キナーゼ(DNA-PK)複合体との介合に関する解析 hnRNP B1特異的抗体を作成しhnRNP B1蛋白質と結合する蛋白質の解析を行い、肺がん細胞株においてDNA-PK複合体であるDNA-PK触媒サブユニット、Ku70およびKu86蛋白質が結合することを見出した。またhnRNP B1蛋白質はin vitroアッセイ系において濃度依存性にDNA-PKの活性を抑制した。またコメットアッセイを用いた解析では細胞内hnRNP B1量をsiRNAを用いて減少させることによりに放射線照射後のDNA修復能が促進された。さらにhnRNP B1の各種欠失体を作成しFNA依存性キナーゼ複合体との責任領域を決定した。また放射線照射後の肺癌細胞株においてhnRNP B1とKU70,Ku86の細胞内局在が一致することも明らかにした。以上の結果はhnRNP B1がDNA-PK複合体と結合しその活性を抑制することが示唆された。hnRNP B1を肺に高発現するトランスジェニックマウスにおいて遺伝子変化の蓄積が観察されるか検討中である。 2.血漿中hnRNP B1 mRNAの定量による肺がんの診断への応用の検討 肺がん患者及び健常者の血漿200μlからRNAの抽出を行いreal-time PCR法を用いてhnRNP B1 mRNAの定量法を作成した。hnRP B1 mRNA量の平均値は肺がん患者で健常者に比較し明らかに高値であった。肺がんの組織別にみると扁平上皮がんにおいて高い傾向があり、免疫組織染色の結果と相関した。現在、RNA直接増幅法を用いて血漿RNAの定量系を作成中である。この系を用いて健常人700名の血漿RNAの測定を行い、肺癌患者との比較検討をおこなっている。
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