研究課題/領域番号 |
16590910
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
大中 佳三 九州大学, 大学院・医学研究院, 講師 (30325518)
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研究分担者 |
浜崎 直孝 (濱崎 直孝) 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (00091265)
高柳 涼一 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (30154917)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | プロテインS / 血栓症 / ホルモン補充療法 / エストロゲン |
研究概要 |
1.性ホルモンによるヒトプロテインS遺伝子に調節機構の解明 ヒトプロテインS遺伝子プロモーター領域をルシフェラーゼ遺伝子の上流に組み込んだレポーター遺伝子を作成し、ヒト肝癌由来細胞にトランスフェクションしてプロモーター活性に対するエストロゲンを含む性ホルモンの影響を検討した。その結果、エストロゲンはプロテインS遺伝子の転写を抑制し、その抑制作用にはプロテインS遺伝子プロモーター領域の12bpの応答領域が関与することを見出した。 2.マウスプロテインS測定系の開発とマウスモデルにおけるプロテインSの調節機構の解明 ヒトプロテインS測定系を改良することにより、マウスプロテインS抗原量(プロテインS活性と正相関)の測定系を開発した。マウスモデルにてプロテインSに対する影響を検討した結果、妊娠、エストロゲン、ヒト絨毛性ゴナドトロピン投与によりプロテインSが低下することを見いだした。 3.プロテインS遺伝子多型とプロテインS抗原量の関連解析 コホート集団の一般地域住民女性(50〜75歳)においてプロテインS抗原量とプロテインSの遺伝子多型との関連を解析した。プロテインS抗原量低下を示した1例でミスセンス変異を認めた。プロテインSの比活性低下を示し血栓症の危険因子されるプロテインS徳島(Protein S-K155E)変異を含むプロテインS遺伝子変異を有する者を一般地域住民女性の3.2%に認めた。またプロテインS抗原量と関連するプロテインSプロモーター領域の一塩基多型(SNP)を見出した。
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