研究課題/領域番号 |
16591034
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
渡邉 力 徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (70314862)
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研究分担者 |
香美 祥二 徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (00224337)
黒田 泰弘 徳島大学, 副学長 (20035471)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 樹状細胞 / G-CSF / 末梢血幹細胞 / 免疫療法 / 移植療法 / 末梢血幹細胞移植 / 臍帯血移植 |
研究概要 |
1.G-CSF動員末梢血幹細胞分画中の樹状細胞 1)末梢血樹状細胞サブセット動態の解析:G-CSFにて末梢血幹細胞を動員した健常人ドナー(N=12)及び患者(N=10)の血中樹状細胞(DC)サブセットの動態を検討した。ドナー群と患者群ともに血中DC総数はG-CSF投与により約3〜4倍に増加した。ドナー群と患者群ともに血中DC1細胞数はG-CSF投与により約2倍に増加した。血中DC2細胞数はドナー群では約6倍、患者群では約5倍に増加した。G-CSFは血中DCサブセットをDC2優位にした。移植片中のこのような細胞が移植後の臨床経過に影響を与えている可能性がある。 2)DC1およびDC2細胞の機能の評価:アフェレーシスで採取した末梢血幹細胞分画からDCを分離し、DC1細胞およびDC2細胞を純化し、これらの細胞を自己あるいは同種のnaive T細胞ともに刺激因子を加えて培養し、培養液中のT細胞数および培養上清の種々のサイトカインを測定したが、interferon-γ以外のサイトカインは産生されていなかった。T細胞を増殖させることはなかった。貧食能は認められた。以上から動員されたDCはimmature型でco-stimulating moleculeの発現がないことが機能に関与していることが判明した。 2.臍帯血および骨髄血中の樹状細胞サブセット:臍帯血ではG-CSF投与していない末梢血幹細胞分画と比較して有意にDC2細胞の割合が多かった。
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