研究課題/領域番号 |
16591115
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
古川 福実 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (40156964)
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研究分担者 |
大谷 稔男 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教授 (10326366)
山本 有紀 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (90316117)
西出 武司 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (70347590)
貴志 知生 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (10336878)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 全身性エリテマトーデス / モデルマウス / MRLマウス / ヒスタミン / ヒスタミンレセプター / Th1 / Th2 / SLE / MRL / lマウス / 皮膚 / 肥満細胞 / サイトカイン / 膠原病 / エリテマトーデス |
研究概要 |
我々はSLEの自然発症モデルであるMRL/lマウス(1ヶ月齢から1ケ月毎に5ヶ月齢まで)の背部の皮膚(5ヶ月齢のものは皮疹部と無疹部)と、コントロールとして5ヶ月齢のMRL/nマウスの背部の皮膚を採取し、臨床および組織学的に検討した。 MRL/lマウスの皮疹部(5ヶ月齢)ではトルイジンブルー染色にて、無疹部に比べ、有意な肥満細胞数の増加を認めた。また、MRL/lマウスの皮疹部ではTNF-α,IL-2,IL-10,IL-12などのサイトカインの産生を認めたがIFN-γ、IL-4などの産生は認めなかった。また、2ヶ月齢のMRL/lマウスでは皮疹を認めないものの、皮膚にIL-2の産生をRT-PCR法にて認め、その発現は皮疹の出現する5ヶ月齢まで継続的に増強した。 MRL/lの全ての月齢マウスおよびMRL/nマウスにおいて、免疫染色では脂腺周囲から毛包周囲にかけて同程度のNR1,HR2,HR3の発現を認めた。また、RT-PCR法では、HR1とHR3の発現はMRL/lマウスの1ヶ月齢のマウスに最も強く認められ、皮疹発症の有無にかかわらず、加齢とともに減少する傾向にあった。また、HR2の発現は、MRL/lマウスの2ヶ月齢ごろより発現が強くなり、皮疹を有する5ヶ月齢のマウスまでその発現が持続した。しかし、5ヶ月齢のMRL/lマウスの無疹部ではHR2の発現は、2ヶ月齢のMRL/lマウスのものよりも低下した。また、5ヶ月齢のMRL/nマウスでは各月齢のMRL/lマウスよりもHR1、HR2、HR3の全ての発現が低下していた。 以上のことより、MRL/lマウスの皮疹の発症には、Th1型とTh2型のサイトカインの関与が示唆された。Th2型の免疫反応はHR2を介して誘導されているものと考えた。
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