研究課題/領域番号 |
16591118
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
早川 和人 杏林大学, 医学部, 助教授 (50146669)
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研究分担者 |
水川 良子 杏林大学, 医学部, 助手 (50301479)
高橋 良 杏林大学, 医学部, 助手 (00317091)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | フコース転移酵素 / FucT-IV / FucT-VII / E-セレクチンリガンド / CLA / IL-4 / IL-12 / ホーミング / Fuc-T VII / Fuc-T IV / Eセレクチンリガンド / E-セレクチン・リガンド / Th1 / Th2 / CCR-4 |
研究概要 |
1.FucT-IVとVIIのcDNAをトランスフェクトしたヒトリンパ球系cell lineを用いて酵素組織化学的に検討したところ、FucT-IVランスフェクタントではFucT-IV発現とともにE-セレクチンリガンド(ESL)のみが発現するのに対し、FucT-VIIンスフェクタントではESL、CLAがともに発現してくることが明らかになった。 次いでIn vitroにおけるナイーブCD4^+T細胞からメモリーT細胞への分化過程で、経時的に発現してくるESL、CLA、CCR4などの分子と、フコース転移酵素(FucT-IV, VII)の関連につき検討を加えた。 2.FucT-IVとFucT-VIIのトランスフェクタントを用いた解析結果は、CLA発現を伴わない弱いESL発現(ESL^+CLA^-)は前者に、CLA発現を伴った強いESL発現(ESL^<++>CLA^+)は後者に認められることを示していた。前者のphenotypeを持つCD4^+T細胞はナイーブからの分化の初期設階で現れ、分化が進むにつれ後者のphenetypeを持つCD4+T細胞が増加した。 3.分化の初期段階のCD4^+T細胞にはFucT-IV、FucT-VIIがともに発現しているのに対し、分化が進むとFucT-IVがdown-regulateし、それがFucT-VII性phenotype(ESL^<++>CLA^+)の増加につながることが明らかになった。 4.ESL^+CLA^-となったCD4^+T細胞をIL-12 richな環境に移せばESL^<++>CLA^+phenotypeへのシフトが起こるが、IL-4 richの環境に移した場合にはこのシフトは起こらず、ESL^+CLA^-phenotypeのままであった。この際、FucT-VIIの発現は著明に低下しており、IL-4によるFucT-VII現低下はさらなる分化を阻害すると思われた。しかし、このような細胞でもIL-12 richな環境に移せば、FucT-VIIがpregulateし、ESL^<++>CLA^+phenotypeが誘導されることが明らかになった。アトピー性皮膚炎では循環血液中はIL-4richな環境に、局所は逆にIL-12 richな環境にあり、これがCD4^+T細胞の絶え間ない局所への遊走をもたらすと考えられた。
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