研究課題/領域番号 |
16591131
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
廣常 秀人 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (70346203)
|
研究分担者 |
石井 良平 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (40372619)
鵜飼 聡 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (80324763)
武田 雅俊 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00179649)
篠崎 和弘 大阪大学・医学系研究科 (40215984)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
|
キーワード | アスペルガー症候群 / ミラーニューロン / 自閉症 / ミューリズム / 脳波(EEG) / 脳磁図(MEG) / 体性感覚運動野 / SAM法 / 統合失調症 / 脳磁図 / 経頭蓋的磁気刺激 / 幻聴 / 脳波 / 空間フィルタ / Mirror neuron system / アスペルガー障害 / 事象関連脱同期 / μリズム |
研究概要 |
アスペルガー症候群は、自閉症スペクトラムの一角をなす発達障害の一群である。最近、複数の重大犯罪に本症候群の患者がかかわったと判断されて社会問題となる一方、本症候群の病態が誤解される恐れが指摘されるなど、本症候群の病態を科学的に解明し、治療・介入・教育方法を確立することが急務となっている。本研究では、アスペルガー症候群の中心症状である社会性の障害の神経基盤を、脳内の複数の領域が関わる神経ネットワークの障害として捉え、本症候群の病態メカニズムを明らかにするために、本症候群に特徴的な高次機能障害に関連するMirror Neuron課題(模倣、感情の伝達や共有などの情動・認知能力に関連する課題)を用いて、我々が独自に開発してきた脳磁図の空間フィルタ解析による脳機能画像法により、脳内の各領域の健常群との神経活動の差異とともに、脳内神経ネットワーク全体の障害を時間・空間的に検討することかできた。MEGのSAMを用いたpost-movement ERS研究によって、成人Asperger disorder患者におけるMirror neuron systemの障害を捉えられる可能性が示唆された。
|