研究課題/領域番号 |
16591139
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 千葉大学 (2005) 鳥取大学 (2004) |
研究代表者 |
白山 幸彦 千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (20261191)
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研究分担者 |
前田 和久 鳥取大学, 医学部附属病院, 講師 (40283981)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | PICK1遺伝子 / 統合失調症 / モデル動物 / グリア / D型セリン / フェンサイクリジン / ラット / 前頭葉 / D-セリン / グルタミン酸 / GABA |
研究概要 |
本研究の目的は、統合失調症の病態や遺伝に関与する可能性のあるPICK1遺伝子の機能について、動物モデルを用いて調べることである。フェンサイクリジン(PCP)の頻回投与後の退薬症候として、統合失調症の陰性症状に類似した感情鈍麻、意欲低下、抑うつ気分、睡眠障害を引き起こすこと、統合失調症患者にPCPを投与すると症状が増悪すること、等から、PCP慢性投与ラットを統合失調症モデルとした。 行動異常については、活動量を尺度にオープンフィールドテストで測定可能な環境にした。PCP慢性投与モデル動物は、新奇性刺激に対しては、対照群と比較して差は見られなかった。PCP再投与に対して活動量亢進が見られた。コカイン再投与においても、感受性の亢進が見られた。記憶学習障害については、回避テストを応用した学習パラダイムを開発したがPCP慢性投与ラットに明らかな異常は見いだせなかった。現在、連合学習障害を見るために、能動的回避試験を行っている。 PCP連続投与モデル動物の側座核および線状体の腹側部で、ダイノルフィン蛋白の出現が増加していた。 D-セリンおよびL-セリン含量は、高速液体クロマトグラフを用いて測定し、安定した結果が得られるようにした。 PICK1を発現できるウイルスベクターは作成し、健常ラットの前頭葉皮質に打ち込み、D-セリン/L-セリン含量比率は増加傾向を示した。 PCP連続投与ラットの前頭葉に、このPICK1遺伝子の入っているウイルスベクターを打ち込み、異常行動に対する効果を調べる予定である。
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