研究課題/領域番号 |
16591163
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
三村 將 昭和大学, 医学部, 助教授 (00190728)
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研究分担者 |
河村 満 昭和大学, 医学部, 教授 (20161375)
中込 和幸 鳥取大学, 精神医学教室, 教授 (30198056)
大坪 天平 昭和大学, 医学部, 助教授 (20245856)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | driving / Alzheimer's disease / mild cognitive impairment / NIRS / simulator / aging / frontal lobe / risk / Alzheimer' s disease / near infra-red spectroscopy |
研究概要 |
本研究では、近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)と運転シミュレータを用いて、健常群および患者群の運転能力に関する脳基盤を検討する3つの実験を行った。 【AC110・二重課題】 NIRS装置Hitachi ETG 4000と運転操作器AC110を用いて、ハンドル操作のみの単純課題と比較した、ハンドル操作+アクセル/ブレーキ操作の二重課題における前頭葉活動を比較検討した。その結果、高齢健常群では、二重課題において、両側の前頭葉外側領域を中心にoxy-Hbの上昇を認めた。高齢健常群と若年健常群では、NIRSにおけるoxy-Hbの上昇は差がなかった。 【Teddy・運転操作課題】 運転シミュレータTeddyを用いて、安全場面の走行中と危険場面の走行中とを比較する実験を行った。若年・高齢健常群では、安全な場面を走行中と比較して、危険な場面を走行中にアクセル→ブレーキへの明らかな反応ピークが観察された。さらに、若年・高齢健常群では、危険場面走行中に左右前頭葉前方部、外側領域を中心に光トポグラフィにおける広汎なoxy-Hbの上昇を認めた。患者群全体では、アクセル→ブレーキ反応のピークが鈍で、運転行動にメリハリがなかった。危険場面走行中では、高齢健常群と比較して、患者群全体では、右前頭葉最前部の外側領域のoxy-Hb上昇が不良であった。 【Teddy・運転操作課題】 画面を黙視しているときと比較して、ハンドルとアクセル/ブレーキ操作を実際に行って安全な場面を運転操作する際は、健常群、ことに高齢健常群で両側前頭葉背外側部のoxy-Hbの上昇がみられた。一方、若年健常群では、画面を黙視しているときと比較して、安全な場面を走行中には、むしろ前頭葉正中領域のoxy-Hbが下降していた。このことは安全場面の走行という自動的な課題に際して、前頭葉正中領域はむしろデフォルトモードを呈するのではないかと推測された。
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