研究課題/領域番号 |
16591264
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
前田 茂人 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 講師 (40315247)
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研究分担者 |
難波 裕幸 (難波 浩幸) 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助教授 (80237635)
兼松 隆之 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (40128004)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | バセドウ病 / 術後甲状腺ホルモン低下 / 組織保存 / 凍結保存 / 自家移植 |
研究概要 |
バセドウ病に対する外科治療の目的は、内科的治療によって重篤な副作用が認められた症例などが適応となっている。そのため、術後甲状腺ホルモンを正常または低下状態とする手術が必要である。術後の甲状腺ホルモンやバセドウ病原因因子のひとつと考えられるTSH受容体抗体について測定した。その術後の甲状腺ホルモン状態を調査し、79%が甲状腺機能低下症になることを報告した。(参考文献) (術後患者ホルモンおよびTSH受容体抗体の状態) 術後甲状腺ホルモン低下症となっていることが確認され、甲状腺ホルモン補充療法が必要となっでいる。また、現時点においてTSH receptor抗体の陰性化が10%に認められた。このような症例においては凍結保存している自家甲状腺組織の移植が臨床上必要になると判断された。 (培養系) インフォームトコンセントが得られた症例において、手術標本は直ちに無血清であるセルバンカー2にて凍結保存を全例に施行した。数例の保存組織より凍結組織より、培養を試みることで、viabilityについて検討した。これは、凍結保存法の確認にすぎず、移植に用いる時には、最小限の組織単位にて移植を行う予定である。 (移植方法) 臨床例にて副甲状腺組織の自家移植必要な場合に前腕移植を行い、手技の確立を図っている。移植片の作成大きさが一番条件の良いものを検討しそのviabilityを検討した。今後はその移植方法についてなどについて解析する。
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