研究課題/領域番号 |
16591295
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
大塚 将之 千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (90334185)
|
研究分担者 |
宮崎 勝 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (70166156)
伊藤 博 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (00232463)
清水 宏明 千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (80272318)
加藤 厚 千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (70344984)
黒澤 永 千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (10375678)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | コンドロモジュリン-I / 血管新生 / 遺伝子導入 / mTOR / ラパマイシン / リンパ管新生 |
研究概要 |
1.血管新生抑制因子コンドロモジュリン-Iの遺伝子導入による腫瘍血管新生阻害の試み コンドロモジュリン-I発現ベクターを作製し、in vitroにおいて、CT-26細胞にトランスフェクションして遺伝子導入を試み、その発現動態をreal-time PCR法にて検討してその後の実験に最も効率のよいベクターの選択を試みた。また、マウス担癌モデルを作製し、コンドロモジュリン-Iによる腫瘍増殖抑制効果、microvessel densityの抑制効果について検討した。しかしながら、遺伝子導入によるコンドロモジュリン-I蛋白の発現は認められるもののin vitroにおける血管内皮細胞増殖能、in vivoにおける腫瘍組織の成長速度、micovessel densityの抑制効果は不十分であり、特にin vivoにおいてその発現強度は低く、また発現期間も短く、現在のところ、より効率のよい遺伝子導入ベクターの開発を考慮している。 2.mTORを標的とした腫瘍血管新生阻害に関する研究 いくつかの細胞を用い、in vitroにおいてラパマイシンを付加することにより、その増殖抑制効果を評価した。また、血管新生関連分子の発現がラパマイシンを加えた時にどのように変化しているかをreal-time PCR法及びELISA法・Western blot法により検討した。その結果、比較的低容量のラパマイシン投与によっても、腫瘍細胞におけるVEGF-A発現の低下がみられるとともに、リンパ管新生に関与すると考えられているVEGF-CのmRNAレベル・蛋白レベルの発現低下も見いだした。in vivoにおいては腫瘍増殖抑制効果がみられた。現在、これらの結果に基づき、ラパマイシンのVEGF-Cに関連したリンパ節転移抑制効果についてin vivoにおいて検討することを考慮中である。
|