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近赤外励起ラマン分光の消化器癌診断における応用

研究課題

研究課題/領域番号 16591307
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

今野 弘之  浜松医科大学, 医学部, 教授 (00138033)

研究分担者 神谷 欣志  浜松医科大学, 医学部附属病院, 助手 (20324361)
田中 達郎  浜松医科大学, 医学部附属病院, 助手 (90273185)
伊藤 利昭  浜松ホトニクス, 中央研究所, 専任部員 (30393995)
上田 之雄  浜松ホトニクス, 中央研究所, 部員 (30393987)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード近赤外線ラマン分光 / 胃癌 / 分光診断学 / 内視鏡的光学癌診断 / 主成分分析 / 近赤外励起ラマン分光 / 分光学的診断
研究概要

1.ヌードマウス移植ヒト胃癌生組織やパラフィン包埋された永久標本においてラマンスペクトル分光解析を行いラマン分光測定における励起条件、散乱光の集積条件の最適化を行った。また、解析結果から、ラマン分光が癌組織の有用な診断となるものと判断した。
2.臨床検体を用いるため倫理委員会の承認を得て、内視鏡下に採取された無処理癌組織片を用いてラマン分光スペクトルの検討を行い、癌の同定が可能である事が示された。ラマンスペクトル解析として、まず主成分分析(principal component analysis ; PCA)を用いた検討を行った。これまでに測定したラマンスペクトルを成分波形に分け、特徴的な主成分についての数式展開を行い、同一検体での腫瘍部、正常部の比較において、癌、非癌を示す特徴的な波形が現れ、両者の識別可能な事が確認された。この解析結果を基に、最小二乗法による未知サンプルの判別を行った結果、約70%の正診率を得た。
3.さらに機器の精度を上げ新たな生検組織で測定を行い、PCAを行わないスペクトル全体での最小二乗分析においてもsensitivity73%,specificity71%,Accuracy72%と前回のPCA解析と同程度の結果を得た。このことからラマンスペクトルは癌非癌判別を安定して行えることを確認できた。また、実験装置も一定水準まで達したことを確認できた。更に改善を重ね、感度、特異性の向上を目指している。
4.倫理委員会の承認を得て、手術により摘出した検体の組織切片を用いて癌部から非癌部にかけて連続的にラマンスペクトルの測定を行っている。基礎実験では組織切片において連続的に癌部から非癌部までのラマンスペクトル測定できた。今後さらに症例を重ね癌組織と正常組織それぞれの数値を決定する予定である。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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