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分子生物学的手法を用いた食道癌の抗癌剤感受性:生検でのスコア化を目指して

研究課題

研究課題/領域番号 16591338
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

桑原 義之  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (90225326)

研究分担者 木村 昌弘  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (50336682)
石黒 秀行  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (10363920)
安藤 拓也  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 臨床研究医 (00381864)
篠田 憲幸  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (80305549)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード食道癌 / 抗がん剤感受性 / マイクロアレイ / 抗癌剤感受性
研究概要

食道癌細胞株TEシリーズ15種類を用い、まず現在の食道癌の主要な抗癌剤である5FUとCDDP(シスプラチン)、それぞれの抗癌剤に対する耐性を検討した。5FUの濃度の0、5UMOL、10umol、15umol、25umol、50umolの培地に細胞株を培養し、低濃度で細胞死する株と高濃度でも耐性をもつ株とに分けた。CDDPに関しても同様に感受性試験を行い、食道癌細胞株の抗癌剤感受性に対するstatusを調査した。抗癌剤高感受性群の細胞株と低感受性の細胞株群とその中間群にそれぞれを群分けした。それぞれの細胞株群でのマイクロアレイのクラスタリングを行い、抗癌剤感受性に関わる遺伝子群を同定し、解析した。5FUの低感受性群はTE1、10、11,15中間群はKYSE150、TE2、4,5,9,13高感受性群はTE3、8,12,14、KYSE140と同定した。またCDDPは、低感受性群はTE4、高感受性群はTE12とし、残りを中間群とした。
食道癌細胞株TEシリーズ15種類から、まずRNAを抽出した。コントロールの細胞株としては、食道正常上皮由来の細胞株であるHet 1Aを用い、cDNAを作成、マイクロアレイを行った。マイクロアレイのクラスター解析をGene Springソフトを利用して行った。それぞれの細胞株に感受性特異的な遺伝子群を同定した。まず5FU感受性に関わる遺伝子群の中でATM、FMO5、C14orf100、NUBPL、LRRC5、ALOXES3、SLC17A1、TNFSF14などが高感受性群で低発現、低感受性群で高発現であった。そこでそれらの遺伝子発現をsiRNAを用いて発現抑制実験を行ったが、どれも5FUの感受性を変化させられなかった。またCDDP感受性に関わる遺伝子群は40遺伝子得られた。その中でまず従来からCDDPに関与するとの報告があるCD44、ERBB2、CAV1、KISS1などについて低感受性細胞株TE4にsiRNAを用いて遺伝子発現の抑制実験を行ったが、CDDPの感受性を変化させることはできなかった。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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