研究課題/領域番号 |
16591367
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
中野 浩 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (10241035)
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研究分担者 |
小林 真一 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (20129836)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 脂肪肝 / Zucker rat / ischemic preconditioning / Ischemia reperfusion / 2D-DIGE / Proteomics / mitochondria / 脂肪肝Zuckerラット / ミトコンドリア蛋白 / JC-1 / 70%肝切除術 / ubiquinol cytochrome C reductase core protein I / superoxide dismutase 2 / 2-cystine peroxidase |
研究概要 |
脂肪肝は虚血再潅流障害(ischemia-reperfusion (IR) injury)に脆弱で、対策法としてIschemic preconditioning (IPC)が提唱されているが、ミトコンドリアプロテオームに与える影響はいまだ不明である。本研究では、IPCがどのようにミトコンドリアプロテオームに変化を与えるかを検討した。 脂肪肝Zucker ratを使用して、25分間の肝門クランプを施行した(IR群)。IPC群として、10分間の肝門クランプと10分間のreperfusionを施行後に25分間の肝門クランプを施行したモデルを作成した。24時間後に再開腹して肝切除を施行した。ミトコンドリアのプロテオームを蛍光標識二次元ディファレンスゲル電気泳動(two-dimensional difference in-gel electrophoresis;2D-DIGE)により解析した。 ミトコンドリア内膜電位はIR群に比較してIPC群で高値であった。しかし、ミトコンドリア内グルタチオン濃度はIPC群で逆に低値であった。IPC群ではIR群に比較して、mitochondrial precursor of aldehyde dehydrogenase 2とalpha-methylacyl-CoA racemaseの発現が有意に高値であった。一方、IPC群ではIR群に比較して60S acid ribosomal protein P0,carbonic anhydrase 3,arginase 1,superoxide dismutaseの発現が有意に低値であった。 今回の研究では、脂肪肝の虚血再灌流障害に対してIPCが保護作用を有するという結果は認められなかった。しかしながら、IR群と比較してIPC群では2つのミトコンドリア蛋白が有意にup-regulationを示し、4つのミトコンドリア蛋白が有意にdown-regulationを示し、IPCがミトコンドリア蛋白のmodulation機能を有することが確認された。
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