研究課題/領域番号 |
16591375
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
平井 敏弘 川崎医科大学, 医学部, 助教授 (60165149)
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研究分担者 |
角田 司 川崎医科大学, 医学部, 教授 (00110841)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | センチネルリンパ節 / 蛍光ビーズ / 胃癌 / 微小転移 |
研究概要 |
前年度センチネルリンパ節同定のためのトレーサーとして蛍光ビーズをブタ、ラットに使用しその結果を報告した。引き続き臨床への応用のため、当院倫理委員会の承認を経て蛍光ビーズ使用に同意の得られた胃癌症例に対し蛍光ビーズを用いた胃癌センチネルリンパ節(SN)同定を行いその有効性を検討した。 手術前日、上部消化管内視鏡下で内視鏡病変粘膜下4箇所に蛍光ビーズをそれぞれ1mlずつ注入し手術時紫外線照射し蛍光発光したリンパ節をSNとした。また、漿膜側からのICG注入による色素法でのSN同定も同時に試みた。SN検索後は標準郭清を行い摘出組織に対しても紫外線照射を行いSNの検索を行った。蛍光ビーズの使用に同意の得られた早期胃癌24例中蛍光ビーズSNが同定されたのは18例で同定率75%であった。同定された平均SN個数は2.3個であった。術中併用したICGと蛍光ビーズを合わせた同定率は91.6%であった。蛍光ビーズ単独では同定率が低いことからICGとの併用が必要と考えられた。また、術野に紫外線照射して蛍光ビーズの発光を試みたが、脂肪組織深部にあるリンパ節は不明瞭であった。加えて脂肪組織、神経など自己蛍光発光を示す組織がありリンパ管との判別を惑わすことがあった。全ての症例で術中に蛍光ビーズのSNを同定することは困難で、切除摘出組織への紫外線照射でSNを同定する事は可能であった。今後蛍光ビーズを臨床応用するには術中紫外線照射によるSN同定を可能にする機器の開発が必要と思われた。
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